「こんにちわッ、テディちゃでス!
ぷはゥ! おそろしィ=てんかいィ、でしたでスゥ!」
「がるる!ぐるるがっるる!」(←訳:虎です!朝からびっくり!)
こんにちは、ネーさです。
今日8月30日の朝ドラ『おかえりモネ』は、
劇的すぎる展開に
ひゃあ!うわわぁ!と悲鳴をあげてしまいました……
明日はどうなる?と心配しながら、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪
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―― 短編ミステリの二百年 5 ――
編者は小森収(こもり・おさむ)さん、
2021年6月に発行されました。
ミステリ好きな活字マニア諸氏に好評の
《短編ミステリの二百年》シリーズ第5作目は、
1940~60年代に発表された作品が
中心になっています。
著者は、スティーヴン・パーさん、
グレアム・グリーンさんや
ジョイス・ポーターさん他、
とっても豪華なんですけど……
「おすすめェさくひんッ、ありまスゥ!」
「ぐるがる!」(←訳:イチ推し!)
ええ、そうなんです。
これは外しちゃいけない!
と言いたくなる1編が、
この第5巻には収録されているんですよ。
本文231ページ、
ハリイ・ケメルマンさん作
『九マイルは遠すぎる』、
英語原題は
『The Nine Mile Walk』、
1947年発表のこの作品は
著者・ケメルマンさんのデビュー作でもあります。
「めいさくゥでスよゥ!」
「がるるぐる!」(←訳:切れ味抜群!)
《十語から二十語の文章をあげてみたまえ》
と言い出したのは、
ニコラス・ウェルト教授。
その二十語内の文章から、
君の頭にそれが浮かんだときには
夢にも思わなかった
合理的推論を立ててやろう――
この挑戦に乗ったのは、
ウェルト教授の友人である
語り手の“わたし”です。
そして、
“わたし”がさっそく教授に
突き付けたのが、
《九マイルを歩くのは
ただごとじゃない。
まして雨の中では》
という文章でした。
「むむゥ! そこからァ、すいりィ??」
「ぐるるる!」(←訳:難しいよ!)
なんということもなさそうな、
短い文章。
僅かな上にも僅かな言葉の連なりを
手掛かりに、
ウェルト教授は思考を巡らせます。
これは、どのような状況を指す文章か。
言ったのは、誰か。
場所は。
時刻は。
「けつろんにィ、もうゥ!」
「がるるぐるぅる!」(←訳:啞然としちゃう!)
アクロバティックな教授の推論が
ゴール地点に達した時、
いったい何が起こるのか――
短編ミステリ史上屈指の名作とされる
『九マイルは遠すぎる』、
とにもかくにも必読の一篇です。
他に、
ジェームズ・ヤッフェさん作
『ママは願いごとをする』、
ジョイス・ポーターさん作
『ここ掘れド―ヴァ―』
それにもちろん、
編者・小森さんによる評論もおすすめですので、
ミステリマニアさんも
初心者さんも、
ぜひぜひ、手に取ってみてくださいね~♪
ぷはゥ! おそろしィ=てんかいィ、でしたでスゥ!」
「がるる!ぐるるがっるる!」(←訳:虎です!朝からびっくり!)
こんにちは、ネーさです。
今日8月30日の朝ドラ『おかえりモネ』は、
劇的すぎる展開に
ひゃあ!うわわぁ!と悲鳴をあげてしまいました……
明日はどうなる?と心配しながら、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪
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―― 短編ミステリの二百年 5 ――
編者は小森収(こもり・おさむ)さん、
2021年6月に発行されました。
ミステリ好きな活字マニア諸氏に好評の
《短編ミステリの二百年》シリーズ第5作目は、
1940~60年代に発表された作品が
中心になっています。
著者は、スティーヴン・パーさん、
グレアム・グリーンさんや
ジョイス・ポーターさん他、
とっても豪華なんですけど……
「おすすめェさくひんッ、ありまスゥ!」
「ぐるがる!」(←訳:イチ推し!)
ええ、そうなんです。
これは外しちゃいけない!
と言いたくなる1編が、
この第5巻には収録されているんですよ。
本文231ページ、
ハリイ・ケメルマンさん作
『九マイルは遠すぎる』、
英語原題は
『The Nine Mile Walk』、
1947年発表のこの作品は
著者・ケメルマンさんのデビュー作でもあります。
「めいさくゥでスよゥ!」
「がるるぐる!」(←訳:切れ味抜群!)
《十語から二十語の文章をあげてみたまえ》
と言い出したのは、
ニコラス・ウェルト教授。
その二十語内の文章から、
君の頭にそれが浮かんだときには
夢にも思わなかった
合理的推論を立ててやろう――
この挑戦に乗ったのは、
ウェルト教授の友人である
語り手の“わたし”です。
そして、
“わたし”がさっそく教授に
突き付けたのが、
《九マイルを歩くのは
ただごとじゃない。
まして雨の中では》
という文章でした。
「むむゥ! そこからァ、すいりィ??」
「ぐるるる!」(←訳:難しいよ!)
なんということもなさそうな、
短い文章。
僅かな上にも僅かな言葉の連なりを
手掛かりに、
ウェルト教授は思考を巡らせます。
これは、どのような状況を指す文章か。
言ったのは、誰か。
場所は。
時刻は。
「けつろんにィ、もうゥ!」
「がるるぐるぅる!」(←訳:啞然としちゃう!)
アクロバティックな教授の推論が
ゴール地点に達した時、
いったい何が起こるのか――
短編ミステリ史上屈指の名作とされる
『九マイルは遠すぎる』、
とにもかくにも必読の一篇です。
他に、
ジェームズ・ヤッフェさん作
『ママは願いごとをする』、
ジョイス・ポーターさん作
『ここ掘れド―ヴァ―』
それにもちろん、
編者・小森さんによる評論もおすすめですので、
ミステリマニアさんも
初心者さんも、
ぜひぜひ、手に取ってみてくださいね~♪