「こんにちわッ、テディちゃでス!
わわわッ! たいおんッこえちゃッたのでス!」
「がるる!ぐるぅる~…」(←訳:虎です!むぎゅぅ~…)
こんにちは、ネーさです。
八王子市の今日の最高気温は、39.0℃……
アイスクリームと麦茶で昼間を乗り切り、
夕暮れて気温も下がったところで、
さあ、読書タイムにいたしましょう。
本日は、こちらのアート本を、どうぞ~♪

―― 光琳、富士を描く! ――
著者は小林忠(こばやし・ただし)さん、
2021年7月に発行されました。
『Korin's Fuji!』と英語題名が、
『幻の名作《富士三壺図屏風》のすべて』
と日本語副題が付されています。
「おおおッ! はくりょくゥ!」
「ぐるがるる!」(←訳:霊峰だねえ!)
表紙の上段を占有する
雪を冠った御山の姿は、
あらためて記すまでもありません。
富士の山。
著者・小林さんが
この富士の画と出会ったのは、
2015年3月、
アメリカでのことでした。
「だいがめんにィ、ふじさんッ!」
「がるるぐる!」(←訳:色彩も凄い!)
この富士の画像を初めて拝見したとき、
私ネーさは、
なんて高価な絵の具を使ってる作品かしら、と
驚き、感心いたしました。
けれど、
小林さんが感じた驚きは、
まったく別のものであったようです。
というのは……
尾形光琳さんの、真筆!
「うむむゥ! もしもォ、そうならァ~」
「ぐるるがるる!」(←訳:大発見だよう!)
尾形光琳さん(1658~1716)。
小林さんは、一目見て直観したのでした。
これは、光琳さんの真筆、
彼の作品に違いない!と。
ただ……
証拠がありません。
作風は明らかに
琳派の祖たる俵屋宗達さんの影響が
見受けられるものの、
誰が、どこで、いつ描いたのかを
明確に示唆するものが、無い……。
広げると、
7メートル余りにもなる
六曲一双の屏風の作者は、
本当に光琳さんなのか……?
「こうなッたらァ、もうッ!」
「がるるるぐる!」(←訳:徹底的に調査!)
出会いから5年後、
2020年11月。
『富士三壺図屏風(ふじさんこずびょうぶ)』は、
表具の修復と、
アーティゾン美術館の
『琳派と印象派』展への出展を兼ねて、
日本に里帰りすることになりました。
「それはァ、ちゃァ~んすゥ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:探そう証拠を!)
俵屋宗達さんの作品との比較。
光琳さんの他作品との比較。
屏風の右隻右端に捺されてある
『方祝』
という印章の検証。
酒井抱一さんが残した資料からの考察と、
箱書きの鑑定も。
「それでッ、それでッ?」
「がるる?」(←訳:結論は?)
小林さんが
どのような結論に達したのか、
そこはネタバレを
避けなくてはなりませんから、
どうか御本を手に取って、
本文をじっくりと
読み進んでいってくださいな。
印刷の精度も素晴らしいので、
琳派の作品が大好きな方々に、
江戸美術好きな方々にも
激おすすめのアートブックです。
こころに富士を想い描きつつ、
ぜひ、一読を♪
わわわッ! たいおんッこえちゃッたのでス!」
「がるる!ぐるぅる~…」(←訳:虎です!むぎゅぅ~…)
こんにちは、ネーさです。
八王子市の今日の最高気温は、39.0℃……
アイスクリームと麦茶で昼間を乗り切り、
夕暮れて気温も下がったところで、
さあ、読書タイムにいたしましょう。
本日は、こちらのアート本を、どうぞ~♪

―― 光琳、富士を描く! ――
著者は小林忠(こばやし・ただし)さん、
2021年7月に発行されました。
『Korin's Fuji!』と英語題名が、
『幻の名作《富士三壺図屏風》のすべて』
と日本語副題が付されています。
「おおおッ! はくりょくゥ!」
「ぐるがるる!」(←訳:霊峰だねえ!)
表紙の上段を占有する
雪を冠った御山の姿は、
あらためて記すまでもありません。
富士の山。
著者・小林さんが
この富士の画と出会ったのは、
2015年3月、
アメリカでのことでした。
「だいがめんにィ、ふじさんッ!」
「がるるぐる!」(←訳:色彩も凄い!)
この富士の画像を初めて拝見したとき、
私ネーさは、
なんて高価な絵の具を使ってる作品かしら、と
驚き、感心いたしました。
けれど、
小林さんが感じた驚きは、
まったく別のものであったようです。
というのは……
尾形光琳さんの、真筆!
「うむむゥ! もしもォ、そうならァ~」
「ぐるるがるる!」(←訳:大発見だよう!)
尾形光琳さん(1658~1716)。
小林さんは、一目見て直観したのでした。
これは、光琳さんの真筆、
彼の作品に違いない!と。
ただ……
証拠がありません。
作風は明らかに
琳派の祖たる俵屋宗達さんの影響が
見受けられるものの、
誰が、どこで、いつ描いたのかを
明確に示唆するものが、無い……。
広げると、
7メートル余りにもなる
六曲一双の屏風の作者は、
本当に光琳さんなのか……?
「こうなッたらァ、もうッ!」
「がるるるぐる!」(←訳:徹底的に調査!)
出会いから5年後、
2020年11月。
『富士三壺図屏風(ふじさんこずびょうぶ)』は、
表具の修復と、
アーティゾン美術館の
『琳派と印象派』展への出展を兼ねて、
日本に里帰りすることになりました。
「それはァ、ちゃァ~んすゥ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:探そう証拠を!)
俵屋宗達さんの作品との比較。
光琳さんの他作品との比較。
屏風の右隻右端に捺されてある
『方祝』
という印章の検証。
酒井抱一さんが残した資料からの考察と、
箱書きの鑑定も。
「それでッ、それでッ?」
「がるる?」(←訳:結論は?)
小林さんが
どのような結論に達したのか、
そこはネタバレを
避けなくてはなりませんから、
どうか御本を手に取って、
本文をじっくりと
読み進んでいってくださいな。
印刷の精度も素晴らしいので、
琳派の作品が大好きな方々に、
江戸美術好きな方々にも
激おすすめのアートブックです。
こころに富士を想い描きつつ、
ぜひ、一読を♪