「こんにちわッ、テディちゃでス!
ぱくぱくッ!」
「がるる!ぐるる!」(←訳:虎です!ぱくり!)
こんにちは、ネーさです。
もう熱中症はイヤだ!
体力つけなくちゃ!
じゃあどうしよう?……そうだ、これ!と、
いまが旬の白桃で栄養と元気を補給したら
(あ~美味しかった!)、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪
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―― 石の文学館 ――
編者は和田博文(わだ・ひろふみ)さん、
2021年4月に発行されました。
『鉱物の眠り、砂の思考』と副題が付されています。
ふっくら桃とは正反対の、
ガチゴチな《石》たちをテーマにした
アンソロジーに収録されているのは、
稲垣足穂さん著『水晶物語』
宮沢賢治さん著『岩手軽便鉄道 七月(ジャズ)』
澁澤龍彦さん著『石の夢』
芥川龍之介さん著『三つの指輪』
須賀敦子さん著『舗石を敷いた道』
遠藤周作さん著『石仏の里 国東』
などなど、
38編の“珠玉“作たち。
「ほうせきィ!」
「ぐる!」(←訳:鉱石!)
「いしころッ!」
「がるぐるるる!」(←訳:謎の巨石遺構!)
著者さんたちの心を動かす
さまざまな形質の《石》の文学の中から、
ここで御紹介いたしまするは、
まさに、王道の《石》――
宝石について描かれたエッセイです。
著者は、塩野七生(しおの・ななみ)さん。
本文130ページの、
『宝石と宝飾』。
「むむゥ! るねさんすゥ!」
「ぐーる!がぅるるぅる!」(←訳:ローマ!ヴェネツィア!)
古代ローマやヴェネツィア、
ルネサンスのフィレンツェなど
イタリアの歴史を主題とする作品で知られる
塩野さんが書く宝石のお話、というと
当然その舞台はイタリアであろうと
予想してしまいます。
『ブルガリ』『ポメラート』
『カプア―ト』といったイタリアの宝飾ブランドは
日本でも有名ですが……
「あれれッ?」
「がるぐるるる?」(←訳:出てこないよ?)
塩野さんが
自分のための宝飾品を探して歩くのは、
イスタンブールの街。
迷路のようなバザールでのことです。
「ふァ~…おみせがァ、たくさんッ!」
「ぐるるがるーる!」(←訳:ここがバザール!)
そもそもは、
取材を目的とする
イスタンブール旅行でした。
トプカピ宮殿の宝飾品の、
ああ、なんという美しさ。
その伝統を受け継ぐ
グラン・バザールのお店の品々も、
やっぱり素晴らしい♪
「こッ、ここでッ!」
「がるる!」(←訳:事件が!)
感銘を受けた塩野さんの様子に、
同行していた御夫君もまた
影響されたのでしょうか。
一定の金額を示し、
この範囲なら買ってもよろしいと
言い出して……!
「やたッ♪♫」
「ぐっるぅるる!」(←訳:買っちゃおう!)
バザール内にある宝飾店の、
さて、あちらのお店にするか、
こちらのお店にするか。
そして何より、
どのような宝飾品を選ぶのか。
悩んだ末の
塩野さんの選択と、
その結果は?
「しィっ! それェいじょうゥはァ~」
「がるるるぐるる!」(←訳:ネタバレ回避で!)
どのページのどのお話も、
《石》好きな方々や
鉱物コレクターさんは
浮き浮きさせられますし、
《石》初心者の活字マニアさんは
感心しながら楽しく読める一冊です。
同じ《文学館》シリーズの、
『猫の文学館Ⅰ・Ⅱ』
『森の文学館』他と併せて
夏休みの読書リストに、
皆さま、ぜひ♪
ぱくぱくッ!」
「がるる!ぐるる!」(←訳:虎です!ぱくり!)
こんにちは、ネーさです。
もう熱中症はイヤだ!
体力つけなくちゃ!
じゃあどうしよう?……そうだ、これ!と、
いまが旬の白桃で栄養と元気を補給したら
(あ~美味しかった!)、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

―― 石の文学館 ――
編者は和田博文(わだ・ひろふみ)さん、
2021年4月に発行されました。
『鉱物の眠り、砂の思考』と副題が付されています。
ふっくら桃とは正反対の、
ガチゴチな《石》たちをテーマにした
アンソロジーに収録されているのは、
稲垣足穂さん著『水晶物語』
宮沢賢治さん著『岩手軽便鉄道 七月(ジャズ)』
澁澤龍彦さん著『石の夢』
芥川龍之介さん著『三つの指輪』
須賀敦子さん著『舗石を敷いた道』
遠藤周作さん著『石仏の里 国東』
などなど、
38編の“珠玉“作たち。
「ほうせきィ!」
「ぐる!」(←訳:鉱石!)
「いしころッ!」
「がるぐるるる!」(←訳:謎の巨石遺構!)
著者さんたちの心を動かす
さまざまな形質の《石》の文学の中から、
ここで御紹介いたしまするは、
まさに、王道の《石》――
宝石について描かれたエッセイです。
著者は、塩野七生(しおの・ななみ)さん。
本文130ページの、
『宝石と宝飾』。
「むむゥ! るねさんすゥ!」
「ぐーる!がぅるるぅる!」(←訳:ローマ!ヴェネツィア!)
古代ローマやヴェネツィア、
ルネサンスのフィレンツェなど
イタリアの歴史を主題とする作品で知られる
塩野さんが書く宝石のお話、というと
当然その舞台はイタリアであろうと
予想してしまいます。
『ブルガリ』『ポメラート』
『カプア―ト』といったイタリアの宝飾ブランドは
日本でも有名ですが……
「あれれッ?」
「がるぐるるる?」(←訳:出てこないよ?)
塩野さんが
自分のための宝飾品を探して歩くのは、
イスタンブールの街。
迷路のようなバザールでのことです。
「ふァ~…おみせがァ、たくさんッ!」
「ぐるるがるーる!」(←訳:ここがバザール!)
そもそもは、
取材を目的とする
イスタンブール旅行でした。
トプカピ宮殿の宝飾品の、
ああ、なんという美しさ。
その伝統を受け継ぐ
グラン・バザールのお店の品々も、
やっぱり素晴らしい♪
「こッ、ここでッ!」
「がるる!」(←訳:事件が!)
感銘を受けた塩野さんの様子に、
同行していた御夫君もまた
影響されたのでしょうか。
一定の金額を示し、
この範囲なら買ってもよろしいと
言い出して……!
「やたッ♪♫」
「ぐっるぅるる!」(←訳:買っちゃおう!)
バザール内にある宝飾店の、
さて、あちらのお店にするか、
こちらのお店にするか。
そして何より、
どのような宝飾品を選ぶのか。
悩んだ末の
塩野さんの選択と、
その結果は?
「しィっ! それェいじょうゥはァ~」
「がるるるぐるる!」(←訳:ネタバレ回避で!)
どのページのどのお話も、
《石》好きな方々や
鉱物コレクターさんは
浮き浮きさせられますし、
《石》初心者の活字マニアさんは
感心しながら楽しく読める一冊です。
同じ《文学館》シリーズの、
『猫の文学館Ⅰ・Ⅱ』
『森の文学館』他と併せて
夏休みの読書リストに、
皆さま、ぜひ♪