「こんにちわッ、テディちゃでス!
またまたァ、しんどらまッ?」
「がるる!ぐるるがるぅ!」(←訳:虎です!大忙しだねぇ!)
こんにちは、ネーさです。
今週から本格的に春季のTVドラマが始動、
特に大泉洋さんは大河と月9をかけもち?
役者さんって体力あるんだな~と圧倒されつつ、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらの新書作品を、どうぞ~♪
―― 少女漫画家『家』の履歴書 ――
編者は『週刊文春』編集部の皆さん、
2022年2月に発行されました。
『週刊文春』の長寿連載《家の履歴書》は、
俳優さんや小説家さん、画家さんなどなど
さまざまな職業の方々が登場する企画ですが――
「ここではァ、とくべつにィ~!」
「ぐるるるるがるるぐる!」(←訳:少女漫画家さんを抜粋!)
12人の人気少女漫画家さんは、収録順に、
水野英子さん、 青池保子さん、
一条ゆかりさん、 美内すずえさん、
庄司陽子さん、山岸凉子さん、
木原敏江さん、有吉京子さん、
くらもちふさこさん、魔夜峰央さん、
池野恋さん、いくえみ綾さん。
「れじぇんどォ、なのでスゥ!」
「がるるぐる!」(←訳:憧れのひと!)
偉大なる作家さんたちは、
どんな空間で、
構想を温め、練り、
下書きをしてペン入れへと進み、
作品を完成させてゆくのか。
その空間=《家》は、
実家や生家を出発点として、
アパートであったり、
マンションの一室であったり、
都会や郊外の一軒家であったり、
緑深い山の中の別荘であったり、と
作家さんそれぞれの色が滲みます。
私ネーさが大々好きな
青池保子さんは、下関市に生まれました。
お家は職住近接で、
家族は9人で、という賑わいぶりは、
『エロイカより愛をこめて』の
群像劇にも通じるものがありますね。
「のほほんとォしているとォ~?」
「ぐるるるるがるるるるぅる!」(←訳:アラスカに飛ばされちゃう!)
そののち、青池さんは19歳の時に上京、
東京に居を定めて、創作活動を続けています。
青池さんと同じように、
故郷の岡山県から上京してきたのは
一条ゆかりさん。
『ガラスの仮面』の美内すずえさんは、
大阪出身の御方ですが、
長いこと『カンヅメ旅館』のお世話になっていた??
「かんづめェせんもんのォ、りょかんッ??」
「がるるるぐっるるる!?!」(←訳:そんなの有ったんだ!?!)
山岸凉子さんは、
《家作り》をめぐる作品を描いたほどの
建築マニアさんです。
『日出処の天子』制作時に
住んでいたお家は……東京の国分寺に?
「すまいィといえばァ~…!」
「ぐるるがーるる?」(←訳:特殊なケースも?)
新潟県佐渡市生まれの漫画家・魔夜峰央さんは、
26歳にして上京……ではなく、
埼玉に“降臨“しました。
ええ、東京ではなく、埼玉。
この埼玉に於ける生活が、
怪作『翔んで埼玉』として結実?
「ぷふふふッ♪」
「がるるっ♫」
こんな《家》から、
こんな《部屋》から、
あの名作は生まれ、世へ送り出された――
少女漫画好きな方々にとっては、
胸躍り、心騒ぐ一冊です。
漫画家さんの半生記でもある《家の履歴書》、
ぜひ、手に取ってみてくださいね~♫