テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 《家》から 夢を ~

2022-04-11 23:50:41 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 またまたァ、しんどらまッ?」

「がるる!ぐるるがるぅ!」(←訳:虎です!大忙しだねぇ!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 今週から本格的に春季のTVドラマが始動、

 特に大泉洋さんは大河と月9をかけもち?

 役者さんって体力あるんだな~と圧倒されつつ、

 さあ、読書タイムですよ。

 本日は、こちらの新書作品を、どうぞ~♪

  

 

 

    ―― 少女漫画家『家』の履歴書 ――

 

 

 編者は『週刊文春』編集部の皆さん、

 2022年2月に発行されました。

 

 『週刊文春』の長寿連載《家の履歴書》は、

 俳優さんや小説家さん、画家さんなどなど

 さまざまな職業の方々が登場する企画ですが――

 

「ここではァ、とくべつにィ~!」

「ぐるるるるがるるぐる!」(←訳:少女漫画家さんを抜粋!)

 

 12人の人気少女漫画家さんは、収録順に、

 

 水野英子さん、 青池保子さん、

 一条ゆかりさん、 美内すずえさん、

 庄司陽子さん、山岸凉子さん、

 木原敏江さん、有吉京子さん、

 くらもちふさこさん、魔夜峰央さん、

 池野恋さん、いくえみ綾さん。

 

「れじぇんどォ、なのでスゥ!」

「がるるぐる!」(←訳:憧れのひと!)

 

 偉大なる作家さんたちは、

 どんな空間で、

 構想を温め、練り、

 下書きをしてペン入れへと進み、

 作品を完成させてゆくのか。

 

 その空間=《家》は、

 実家や生家を出発点として、

 アパートであったり、

 マンションの一室であったり、

 都会や郊外の一軒家であったり、

 緑深い山の中の別荘であったり、と

 作家さんそれぞれの色が滲みます。

 

 私ネーさが大々好きな

 青池保子さんは、下関市に生まれました。

 お家は職住近接で、

 家族は9人で、という賑わいぶりは、

 『エロイカより愛をこめて』の

 群像劇にも通じるものがありますね。

 

「のほほんとォしているとォ~?」

「ぐるるるるがるるるるぅる!」(←訳:アラスカに飛ばされちゃう!)

 

 そののち、青池さんは19歳の時に上京、

 東京に居を定めて、創作活動を続けています。

 青池さんと同じように、

 故郷の岡山県から上京してきたのは

 一条ゆかりさん。

 

 『ガラスの仮面』の美内すずえさんは、

 大阪出身の御方ですが、

 長いこと『カンヅメ旅館』のお世話になっていた??

 

「かんづめェせんもんのォ、りょかんッ??」

「がるるるぐっるるる!?!」(←訳:そんなの有ったんだ!?!)

 

 山岸凉子さんは、

 《家作り》をめぐる作品を描いたほどの

 建築マニアさんです。

 『日出処の天子』制作時に

 住んでいたお家は……東京の国分寺に?

 

「すまいィといえばァ~…!」

「ぐるるがーるる?」(←訳:特殊なケースも?)

 

 新潟県佐渡市生まれの漫画家・魔夜峰央さんは、

 26歳にして上京……ではなく、

 埼玉に“降臨“しました。

 

 ええ、東京ではなく、埼玉。

 この埼玉に於ける生活が、

 怪作『翔んで埼玉』として結実?

 

「ぷふふふッ♪」

「がるるっ♫」

 

 こんな《家》から、

 こんな《部屋》から、

 あの名作は生まれ、世へ送り出された――

 

 少女漫画好きな方々にとっては、

 胸躍り、心騒ぐ一冊です。

 漫画家さんの半生記でもある《家の履歴書》、

 ぜひ、手に取ってみてくださいね~♫

 

 

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