テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ フィルムの陰影 ~

2024-11-09 22:03:30 | ミュゼ

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 うおッ? あちこちィ~きらきらァでスよゥ!」

「がるる!ぐるるるがるぐるる!」(←訳:虎です!イルミの季節だもんね!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 ハロウィンが終わるや、ツリーやイルミネーションの点灯式が行われ、

 街はすっかりクリスマスモードに?

 もう年末?まだ11月だよね?とカレンダーを確認しながら、

 さあ、本日は読書……をサボって、こちらの展覧会情報を、どうぞ~♪

  

 

 

         ―― 没後50年 映画監督 田坂具隆 ――

 

 

 東京・京橋の国立映画アーカイブ展示室(7階)にて、

 会期は2024年9月7日~11月24日(月曜休室)、

 『FILM DIRECTER TOMOTAKA TASAKA』と英語題名が付されています。

 

「むかしのォえいがッ、でスねッ?」

「ぐるるがるる……!」(←訳:黒色が美しい……!)

 

 田坂具隆(たさか・ともたか)さん(1902~1974)が

 映画監督として名声を得たきっかけは、

 いわゆる“文芸作品”でした。

 『真実一路』(1937)や

 『路傍の石』(1938)は大好評を得、

 内田吐夢さんと田坂さんは

 日活多摩川撮影所の全盛期を築くことに……!

 

 しかし、時代は映画作家さんたちから

 自由に制作する機会と手段を奪い、

 さらなる悲劇をもたらします。

 

 1945年8月、招集された田坂さんは、

 入隊するため、故郷の広島にいたのです。

  

 被爆後、約4年の闘病生活を経て、

 映画制作のお仕事に復帰した田坂さんは、

 スターの育成に手腕を発揮しました。

 石原裕次郎さん、中村錦之助さん、佐久間良子さん、

 有馬稲子さん、三田佳子さんたちの

 新しい一面を数々の作品の中で引き出す一方、

 田坂さんご自身も『陽のあたる坂道』(1958)、

 『ちいさこべ』(1962)といった名作を

 世に送り出してゆきます。

  

 この企画展では、

 映画撮影時のスナップ写真や、

 作品のポスター、演出台本など

 貴重な資料が出展され、

 トークイベントも開催されています。

 

 日本映画というと、

 どうしても黒澤明さんや小津安二郎さんが

 筆頭に挙げられますが、

 地味で渋いけど他にも良い監督さんがいるぞ!

 とお考えの方々は、

 ぜひ、田坂さんに注目してみてくださいね♪

 

  

 

    では、ここで美味しいオマケ画像も!

   

   九州旅行をしてきた知人さんからのおみやげは、

   《長崎 和三盆カステラ》!

  「あまさァ、ほんわりィ~!」

  「がるるぐるる?」(←訳:繊細な味わい?)

   インフルエンザの流行が始まっているようです。

   皆さま、栄養を補給して免疫力をググっと高め、

   穏やかな休日をお過ごし下さいな。

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