?? ?高取・町家の雛めぐり」では、民家・商店それぞれの家に伝わる雛人形を独自の方法で飾ってあり、ひとつひとつが個性的です。また添えられている「雛ものがたり」も楽しいです。
?? ?原田家では「・・・(中略)当時は綺麗とか楽しい、嬉しいという感情より、薄気味悪く眺めていました。そして50年以上も飾られることなく、箱の中で眠っていました。だけどこの機会にたくさんの方に見て頂き喜んでいます」というメッセージがありました。?
?? お祭りのメ~ンエベントは、「ひなの里親館」に造られたお雛さまのピラミッド、「天段の雛」。ここは旧JAの倉庫ですが、その高い天井に届かんばかりにたくさんの雛人形が並んでいて、壮観です!(写真)
?? 16段の最上段にはりっぱな「館(やかた)びな」が3軒(どう数えるのかな?)も。
でもこんなにたくさんいらっしゃったら、夜とか1人で見るときにはかなり迫力あるよ~!ちょっと怖いぞ~? このたくさんのお人形は「徳島県から来ている」とガイドさんは説明していました。
写真:造り酒屋の「金剛力」さんのショーウインドウの中にも小さなおひなさまが!
昭和ノスタルジー満載のショーウインドウではありませんか?
もうひとつのテーマは「曲水の宴」です。貴族の遊びをひな人形が実際に演じているみたいに飾り付けてあります。?
この飾り付けをどんなテーマで、どういった構成にするか。「それが大問題で、一年がかりで完成したもの。これが終わるとすぐまた来年の構想にとりかかります」と苦労を話しました。
ところで桃の節句のひなまつりは、一般的に貴族の遊び「ひいな遊び」の流れを伝えるものと言われています。子どもたちの穢れや災難を「紙人形」に引き受けさせて、川に流す「流しびな」の風習も合体しているのだとか。?
写真:二人だけのひっそりと静かな世界が広がっています。
「ならリビング」というフリーペーパーは、それよりもっと昔からのいわれについて説明しています。
奈良市にある法華寺は国分尼寺の総本山で、光明皇后が建立しました。4月1日から一週間行われる「ひな会式」では、善財童子の像35体を本尊の前に並べてお祀りしますが、これは1250年近く続く法要です。
平安時代の「三宝絵詞」には「ひ々なの会」ということばがあり、これが小さくて可愛いという意味で、のちにひな人形になったということです。
光明皇后は「目の病気や盲目の人を治療した」ことで有名ですが、奈良では「福祉事業の創始者」としても敬愛されています。こんなところから女の子の節句、ひな祭りが始まっていたのですね。?
写真:ひなDOLL IN THE BARBER
4時を過ぎ(大部分の展示は終了)、お腹も空いてきたので「多かまつ」でお茶しました。コーヒーセットのおはぎがとってもおいしかったよ。あんはもちろんだけど、お米の部分がとびっきり!おまけの「はまぐりもなか」も一気に頂きました。
催しは今月末まで。
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