写真撮影日:2015/6/29
写真上:見方や撮り方によって「青っぽく見える」キジバト。
とっても可愛いでしょう?
前回わが家のリフォームについて書きましたが、それがやっと終わり、騒然としていた庭が静まった数日後、まるで見計らったようにキジバト(ヤマバト)が巣作りを始めました。
夕方から夜にかけてガサガサ・バタバタしていると思ったら、翌朝にはちんまりと巣の中に座っていました!今年も来てくれたんだね、良かった~。リフォームさえ大変な人間のややこしい住処と比べ、ほんと鳥の巣はとっても簡単シンプルです。
Wikiなどによると夜間はメスが、昼間は雌雄が交代で抱卵する(昼間はオス、という説もあり)とありますが、雌雄はほとんど区別がつかないです。でもなにげに家の近くに寄り、こちらを向いて座ったりしている、つまり慣れているのがメスではないかなと感じます。子育て期間はメスのほうがどっしり構えているのかも知れませんね~。
ところでメーテルリンクの童話「青い鳥」がキジバトなのは有名ですが、結末の解釈を巡っては「幸せは遠くにあるのではなくて、自分のすぐそばにある」とか「チルチルとミチルが旅先で経験や苦労を重ねた結果、飼っていた普通のキジバトがしあわせの青い鳥になった」などが言われています。
童話からのイメージや解釈などはそれぞれが自由に得るものと思いますが、あいよっこは今回写真撮影をして面白いことに気がつきました。光や撮り方の加減で、いつもは茶色ベースのキジバトが「青っぽく見える」ことがあるのです。もしかしたら作者はそれに気がついていたのかな?
そんな想像をめぐらせるのも、また楽しいものです。自然の生き物が多様性、多色性を持っているのは、環境や生き方などへの適応力・柔軟性とも感じて、またまた「生命ってすごいな」と感心するのです。
ということで今日は続いて鳥の話をしたいと思います。写真も鳥特集とします。
国の特別天然記念物コウノトリは、兵庫県豊岡市で2005年に放鳥が始まりました。十数年を経て、2015/6/23現在では飼育されているのが93羽、放鳥・野外誕生したものが80羽、野生個体1羽などに増えています。
6月始めには「百数十キロ離れた徳島県鳴門市につがいが飛来し、営巣を始めた」というニュースに地元は沸き立ちました。残念ながら台風で巣が飛ばされ「ヒナの巣立ち」には至らなかったのがほんとうに残念でした。
やもたてもたまらず6/23に豊岡市に行ってみました。「ハチゴロウの戸島湿地」は休館日でしたが、外まわりを歩いていると、いました! でも警戒心が強いコウノトリさんは、望遠レンズ越しにじっとこちらを見て、飛び立ってしまったよ~! 後にはサギやシギたちが残りました。
2002年に野生の雄コウノトリが初めて飛来したのが、ここ戸島湿地です、地域の人たちは湿地での稲作つくりに苦労して、埋め立てをするか湿地として残すか、の選択を迫られ、後者を選んでコウノトリの保護・飼育に取り組むようになったそうです。嬉しい「正解!」でしたね~~。
※2015/6/21~23の「山陰海岸ジオパークの旅」詳細は、次回「2015・春 桜満開のふくしま巡り」の後になりま~す。
とりちがい かな?
写真:さすがにレンズを向けられて、ちょっと怒っているみたい?
写真撮影日:2015/6/23
写真:電柱の上ではつがいのクラッタリング音(くちばしをカタカタ鳴らす)
が響きます
写真:用心深いコウノトリは飛び立ってしまった。ちょっとまって~~!
写真:すずめに似ているけれど、どうやら「ホオジロ(のオス)」
鳴き声は「一筆啓上仕候」(いっぴつけいじょうつかまつりそうろう)
と例えられたりします。
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