写真撮影日:2017/5/27~28
熊猫海(パンダかい)九寨溝はパンダのふるさとでもあります。
パンダが水を飲みに来ていた伝説から。
この地域のニュースを検索していると、とても気になる記事がありました。
「四川大地震でも福島原発と似た状況あった」・・・中国高官が語る
北京=延与光貞、2017/3/20日17時18分、朝日新聞デジタル
国家原子力機構の王毅靱副主任が、今年2月中旬に国営ラジオで語った内容を要約すると、「2008年の四川大地震でも東日本大震災の福島と似たような状況があった」「核施設の電源が切れて、炉心を冷やす冷却水プールが破裂し、水位が低下。炉心部が露出する可能性もあった」「だが緊急に発電機を手配して電源を回復し、プールも修理。冷却水が戻り、事故を免れたと説明した」
「中国は適切な対策で事故を防いだ」と強調したいのでしょう。だけど問題は当時の状況を10年間も秘密にしたこと、震源地周辺に原発はなく、「四川省の綿陽周辺には、中国初の核実験に貢献した中国工程物理研究院など核関連の軍事研究施設が10カ所以上あり、複数の原子炉があるとみられる」などが明らかになったことです。
実際にどんな状況だったのか?放射能漏れはまったくなかったのか?その後のようすはどうなのか?などの詳細報道は見つかりません。中国のことだから、いったいどのニュースが事実なのかなと思ってしまいます。
そういえば岩石むき出しの山腹に「〇〇横穴あり」みたいな看板が多くあり、最初は「遺跡かな~」と思ったけれどそうでもないようで、もしかして穴の奥になにかあったのかも?(・・・想像)
「中国ではむやみに写真撮影をしてはいけません!軍事施設があると逮捕される!」という警告を聞きますが、まさかこんな山奥の観光地でもそれがあてはまるのね。ま、反対に「山奥だから、田舎だから、チベット民族居住地だから?」とも考えられますが・・・。
さて話は変わりますが、特に山岳地域のトイレ事情です。近年では有料・有名観光地では日本の高山にある「エコトイレ式」が普及してきました。ただ九寨溝・黄龍への途中は民間が設置した「ドライブイン兼有料トイレ(1元程度)」を使うことになり、いわゆる「こんにちはトイレ」となります。
トイレ自体は、おそらく地震で立て直したのでしょう、それほど汚いことはないのですが、ドアがないので一列にしゃがんでいる人たちを目の端で感じながら、一番奥まで行き、落ち着かなく用を足すことになります。目標は約15㎝幅に見える細いスリットです。大きいほうはどうするのかな?もちろんそこを狙うことになりますが・・・。スリットはず~っと続いていて、底には水が流れています。
たとえば夜見た「チベット民族舞踊ショー」などがとっても現代風な音楽、キレッキレのダンス、躍動的な演出だったことを考えると、なぜトイレだけがこのままなの?と感じてしまいます。ま、一言でいえば、「男性目線オンリー」ということですね。
最後の晩餐で、成都のマーボ豆腐発祥の有名店に行きお料理はおいしかったのですが、トイレは男女共用です。しかも同じ室内に「喫煙室」があり多くの男性が喫煙していました。結局使用できなかったことを思うと、成都でもまだまだ「女性人権、女性視線」が足りないと実感したのです。
写真上下:水の色がそれぞれの湖で違っていたり、深さや底の状態
などによって 違って見えます。きれい~!
最大の湖「長海」の上にチベット民族特有の拝所があります。
カラフルだけど、紙なので散らばってごみに・・・
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