写真:柔らかな梅花の波が押し寄せる!
「今年は例年に比べて気温は低いし、日照時間も半分くらいしかない」とニュースが伝えています。そのために野菜、特にトマトなど、が普通の大きさに育たないという現象が起きているそうです。
<o:p></o:p>
梅や桜の時期はことさらおてんとうさまのご機嫌が気になりますが、本当にくっきりと青い空、まっ赤な夕焼け、という日がないですね。陽がさしていても一面白色に覆われた空がほとんど。黄砂の影響もあるのでしょうか?
<o:p></o:p>
「写真は晴れた日が最適と限らず、さまざまな自然現象があるときほど面白い」といわれますが、やはり白っぽい花たちの背景はくっきりとした青い空が好きです。晴れ間を見つけて<st1:MSNCTYST w:st="on" AddressList="29:奈良県奈良市;" Address="奈良市">奈良市</st1:MSNCTYST>「月ヶ瀬の梅」と<st1:MSNCTYST w:st="on" AddressList="29:奈良県御所市;" Address="御所市">御所市</st1:MSNCTYST>「九品寺の桜」を撮ってきました。
写真:展望台から八重の紅梅と名張川
<o:p></o:p>
奈良県の三大梅林は前述した<st1:MSNCTYST w:st="on" AddressList="29:奈良県五條市;" Address="五條市">五條市</st1:MSNCTYST>「賀名生梅林」と、その隣の<st1:MSNCTYST w:st="on" AddressList="29:下市町;" Address="下市町">下市町</st1:MSNCTYST>「広橋梅林」、そして<st1:MSNCTYST w:st="on" AddressList="29:奈良県奈良市;" Address="奈良市">奈良市</st1:MSNCTYST>東部山間地「月ヶ瀬梅林」です。「おそらく遅すぎるだろう」と案じながら訪れた3月11日、名張川周辺は終わっていましたが、北側の山「天神梅林」「鶯谷梅林」などはまだまだ美しく、枝垂れ梅は満開でした。やはり例年より遅いのでしょう。
<o:p></o:p>
驚いたのは、梅渓を見下ろす山上にある真福寺の「姫若の梅」を見たときです。 案内板には「元弘二年(1331)後醍醐天皇が笠置山に遷幸されし折り、この地に難を避けるべく逃げる途中、性根尽き園生の森でたおれていたところを村人に助けられ、姫は村人に感謝し、真福寺の境内に埋めの気を植え烏梅(うばい:染色の原料)の製法を教えたのが梅林の始まりとされる」と書いてあります。(写真)
<o:p></o:p>
「後醍醐天皇ではなく、女官たちがこの地に落ち延び、梅を広めた」などと伝説に多少の違いはあるようですが、いずれにしても後醍醐天皇ゆかりの地であり、この地の梅林育成に大きくかかわり、烏梅(現在は漢方薬として使われる)の生産に影響を与えたということです。そんなことは全く知らなかったのですが、奈良における後醍醐天皇のかかわりの深さ、広さをあらためて感じました。
<o:p></o:p>
一方山麓線沿いにある九品寺(くほんじ)に行ったのは3月30日。桜は他の場所より早めのようで、山門付近と入ってすぐ右手のしだれ桜は美しく咲きそろっていました。
写真上:十徳園の池のほとり
<o:p></o:p>
<o:p></o:p>
<o:p>写真右:桜守りのお地蔵さんも駐車場のフェンス越しになってしまいました</o:p>
<o:p></o:p>
<o:p></o:p>
門外右側にあるお地蔵様(桜守り?)と背景の桜は入江泰三さんの写真「陽春一言主神社付近」で有名です。TVで「この写真に憧れて写真家になった」というドキュメンタリーを見て、「ああ、ここがその原風景なんだ」という思いを強く感じました。
<o:p></o:p>
周囲の風景は変わってきましたが、駐車場の周囲に広がる菜の花畑の黄色が鮮やかです。でもこの場所はやはり朝日のもとで撮るほうがいいなあ。またぜひ行こう!
<o:p></o:p>
<o:p></o:p>
<o:p>写真:山門周囲も今が盛り。でも</o:p>
<o:p>かなり陽が傾いていたので、もっと早くいかねば・・・。</o:p>
<o:p></o:p>
<o:p></o:p>
<o:p> </o:p>
<o:p> </o:p>
次回からは「あいよっこのしましまもよう:奇跡の島 南大東島」が始まります。 <o:p></o:p>
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます