「南九州の旅～～～観光列車やナベヅル軍団 ①」

　　　　写真は2016/12/19～22「南九州　観光電車・ナベヅル軍団」

　　　　鹿児島空港から人吉地域へ。「田園シンフォニー」に乗車。

　　　　シンフォニーからは、左側・五木村からの清流川辺川と右側・球磨川の

　　　　合流が見えます。

 

　　ほんとびっくりしましたね～。まあ最近はあまりにびっくりすることが多すぎるので、ここでは「ふつ～にびっくり」の話です。今TVでは、森友事件の証人喚問中継が行われていますが、なんと最初の籠池証人の冒頭意見においても、その後のやりとりにおいても「驚いた！びっくりした！」が頻出していることにまたまたびっくりです。

 

　　それはさておき、あいよっこの単純びっくりは「サウジアラビアの（サゥード家7代目）サルマン王様がエスカレーター式タラップから悠然と降りてくるシーン」でした。ほどよいライトアップで、衣類もお顔も黄金色に輝いて、まるで映画のワンシーンみたい！　

 

　　さらにお付きの人たちも1000人を超え、超高級ホテルやリムジンの大量予約などが「大名行列」と話題になりました。かつて「オイルダラー・オイルマネー」と何度も聞いたことばの実態が、「こういうことだったのねぇ」と初めて実感できました。

 

　　国王の妻は故スルターナ王妃、サーラ王妃、ファハラ王妃の3人で、子供達は息子が10人、娘が1人の計11人だそう。（変なバランスだ？）　ともかく一夫多妻による子孫はネズミ算式に増えて、現在ではサゥード家一族は1万人に上るともいわれます。ちょっとピラミッドの頂点が多すぎる気もしますね。

 

　　それにしてもおカネ、つまり現代では権力、があると人間の欲望ってこんな姿になることを象徴しているようにも思えます。権力欲、支配欲、所有欲、性欲、DNA残したい欲・・・、「私だっておカネがあったらそうしたいよ～！」と思う人たち（特に男性？）多いのかも。

 

　　「そんなに豪勢にして無駄なお金使っていたら、すぐなくなるでしょ？一体なにをアピールしたいの？」とつっこみたくなりますが、持てる人がお金を使うことは必要ですから、どんどん豪華豪勢になるのは良いことなのかな？日本でも特に中高年のリッチ層が使わないことが問題となっていますし・・・。

 

　　ところが来日の目的は、原油価格低下により収入減に陥っている危機感から、経済的投資を呼び掛けることだそう。ううむ、もともと原油採掘による「不労所得」に依存した国の経済って、やっぱ経済支援も「投資」などという形になってくるのね？　

 

　　なんだかんだ言っても、国営石油会社「サウジアラムコ」が東京証券所に上場されると、なあ～んとトヨタ時価総額の約10倍の230兆円が見込まれているらしい！　だから心配するのは余計なおせっかいかもしれません。

 

　だけどネット記事を見ていると、現実にはやはり多くの問題があるようです。

　　王族の来日で日本に「サウジアラビア旋風」も 専門家は疑問視

では「サウジは巨額の財政赤字や人権問題を抱えている」と、有数の石油産油国であっても今後の見通しが暗いこと、特に女性偏見などの「人権問題」がグローバル経済に合わないことなどを指摘しています。

 

　　おカネがあるからこそ起こる問題だってあるし、おカネっていくらあっても結局足りなくなるのでしょう。

 

　　シンフォニーからは前方に球磨川源流地域の市房山が見えます。

　　なかなかくっきりと見えることが少ないそうで、ラッキー！

　　　　川村駅ではお茶のおもてなし　96歳の名誉駅長お元気です！（上下）

 

　　　　　　あさぎり駅で昔ながらの通票交換をする懐かしい風景。

　　　始発「人吉温泉」から終点「湯前」まで14駅を通過する約1時間の旅

　　　人吉駅弁やまぐち　有名駅弁「栗めし」そのほかにも多種多彩な駅弁を販売