写真:水中窓から見ていると、こちらも観察されているとわかる。
ついに海にでたあー!なんだか嬉しい。小雨ながらも、山と比べると数倍明るい、そして広々だ。県道からR42に出て左折すると、砂浜に大きな岩石が見えます。高さ25m、周囲210mの「獅子岩」です(写真)。<o:p></o:p>
まさに目前の熊野灘に向かって吼えているようで、別名「日本のスフィンクス」とも呼ばれるそう。波の浸食と隆起による自然の造形は、時に奇跡的ともいえる面白い形を作るのですね。
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そこから1kmほど南にある「花の窟(はなのいわや)神社」も、巨石文化と深くかかわっていて、ご神体は高さ70mの巨大な岩塊です。周囲は深い天然林に囲まれていて、通常見られる木製の社殿はありません。日本最古の神社といわれます。
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お祀りしているのは、日本の国つくりをされた「イザナミノミコト(大地母神)」とその子どもである「カグツチノミコト(火の神)」です。史記が伝えるように、イザナミノミコトはイザナギノミコトと結婚して大八島国(日本の国)と35の神々を産みましたが、カグツチノミコトを産むときに火傷を負い、それがもとで「神逝る」とされています。神さまも逝去するなんて、人間くさいところがあるのですね。
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岩石の正面に壇をつくり、玉垣で囲んだだけの拝所は素朴で、「これが原初的なお祈りのかたちなのだ」と弥生時代に思いを馳せます。「花の時に花を以って祭る」(日本書紀)と伝わるように、春と秋の大祭日にはいっぱいの花で飾られるとか。上を見上げると結界の綱が高く張ってあります。こんなに高いところにあるのは初めてです。「お綱かけ神事」は大変だろうなあ。
写真:イザナミノミコトをお祀りしている拝所はシンプルです。
「山と海のどちらが好き?」たいていの人は、山派か海派に分かれるなどといいますね。あいよっこは断然海なのですが、最近は山の魅力もわかってきました。でも「やっぱりそうか」と思うのは、くじら、いるか、魚たち、そのほか海に住む生物が大好きなこと。いつまで見ていても飽きないのです。動物園も好きだけど、水族館がもっと好きなのです。
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写真:見上げるとはるか高く結界の「お綱」が張ってあります。面白い形ですね。
だから「道の駅 ウミガメ公園」を見逃すわけにはいきません。道の駅に付随してウミガメを飼育するプールがあるなんて、とっても珍しい!泳いでいる姿はプールの上や、水中窓から見ることができます。大きさや種類はさまざまで、10匹(頭か?)くらいいました。
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写真のウミガメ君はウミガメ公園のHPと同じみたいです! 好奇心が強いらしく、まっさきに、そして何度も寄ってきました。説明プレートによると、アカウミガメの「いっちゃん」かな?「頭と前足が白い・性別不明」とあります。
でも顔のクローズアップ、迫力あるでしょう?<o:p></o:p>
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