今年もはや半分終わりました。 光陰矢のごとしと言いますが、全くのところ、歳をとるのは訳はないですな。
私め個人にとって今年前半の最大の出来事は、何と言っても1月に60歳定年を迎え、2月から嘱託として再雇用されたことです。 定年祝いの飲み会や定年記念旅行などの付随行事もありました。
定年を迎えて退職金や再雇用や(国と企業)年金のことを勉強もし実際に体験した結果、日本(と企業)の社会保障制度のひ弱さと、格差社会の現実をいろいろと実感させられました。
個人的にというより世代観的には団塊世代は結局のところ貧乏くじ世代ではないのかという思いを今なおぬぐい切れないでおります。
元来 楽観主義の部類に属すると自分では思っておりますが、30年後に息子達の団塊ジュニア世代が65歳位になる頃の日本を想像すると、いささか可哀想になります。 もっとも私めは90歳になっており、一人で、いや おっ家内と二人で、ちゃんと生活できているのか、怪しいものです。
例えば、65歳以上を支える24~60歳の人口が2000年に3.6:1だったのが、2025年には1.8:1に、2050年には1.2:1になる人口の高齢化。
例えば、2007年度末の国と地方の借金が計772兆円あり、赤ちゃんも含めて国民一人当たり604万円の借金をしている勘定で、2008年度に約6兆円の借金が増加、1秒毎に19万円も増加している計算になる国と地方の財政破綻化。
例えば、例えば、…と列挙に困らない程の将来の不安材料。
楽観主義とは言え、そんなに単純に楽観してはいられない状況だと思うのは私め一人だけなんでしょうか?
ところで、個人的に60歳還暦に対して抱いていたイメージと一番違っていた誤算(?)は、愚息が結婚せずまだ孫の顔を拝ませてもらえないことです。 私めとおっ家内は共に24歳で結婚し25歳で子供が生まれましたが、愚息も30歳までには結婚してくれるだろうと漫然と思い込んでおりましたので…。 とにもかくにも、愚息には一日も早く結婚して子供を産んでもらいたいものです。 自分が親になって初めて親の恩を知るように、結婚して子供を育てて初めて人間として一人前になると、依然として私めは考えておりますものですから…。
ええっと、今日の話のテーマはなんでしたっけ? まっ いいか。
少し酒が過ぎましたかな? では今宵はこれまで。