年金暮し団塊世代のブログ

男寡になった団塊世代の年金の現実と暮らし向きをブログで。 今や仕事になった鳥撮り(野鳥撮影)の成果もアップします。

輪番休日 (2011年8月)

2011年08月03日 | 日々雑感

 
夏場のピーク電力の需要抑制に貢献するために自動車業界が、木・金曜日を休日とし、土・日曜日に操業する「輪番休日」が、7月から始まって 9月末までの3カ月間実施されております。 


実は私めが勤める会社は、ある自動車部品を開発・製造して、自動車会社 M社とM社の中国地方にある工場に納入しております。 売上高に占める自動車部品の割合は決して多くはありませんが、リーマンショック時や今春の東日本大震災による自動車生産&販売の「一時的な」大幅な減少がありましたが、過去に於いては比較的安定的な売上高を得ております。 社内にはその自動車部品を担当する専任の「本部」やら「部」はなく、製造も開発も各部門内に担当チームが置かれております。 

自動車業界が実施する「輪番休日」に、倣うべきか否か 困ったのは、こうした兼業会社でしょう。 会社全体としては今まで通り土・日曜日の休日を継続するのですが、自動車部品の製造・納入を考えて、自動車部品担当チームの社員の休日をどうするか、会社は悩んだようです。 

「輪番休日」を適用すれば、新たな問題が出てきます。 例えば、小さい子供がいる共働きの社員達のために、土・日曜日に子供を預かってくれる保育園があるのか否か、無ければどうするのか、などなど。 都市部とは違う田舎ならではの問題もあります。 


結論は、「輪番休日」は採用しない、でした。  
 
土・日曜日納入分を木・金曜日に作り溜めして対応することにしました。 今までも自動車会社の休日(土曜日)操業分を、その週の月曜~金曜に作り溜めして対応してきたので、それとほぼ同じ対応をするということです。  開発の打合せなどは月曜~水曜に行うことにしました。  土・日曜日の緊急事態発生時の対応なども含めて、会社・組合が一緒になって自動車会社と協議し、その同意をもらっているとのことです。 


私めが知る限りでは、自動車会社のM社とM社の工場は、自己(火力)発電設備を持っており、少なくとも工場で使用する電気(や圧縮空気、高圧蒸気、高圧水、なども含めて)は全て自前で賄っているはずですし、電力供給に不安がない中国電力管内ですから、「輪番休日」をする理由は無いはずですが、自動車業界の一員として統一行動を取るということでしょう。 

自動車業界は、専業部品会社も多い、よって関連労働者数も多い、裾野の広い大業界ですので、「輪番休日」による影響は、そうした直接的な労働者だけでなく、例えば 近隣の飲食業界などにも大きいものがあるようです。  1ヶ月経ってその影響度を各TV局が報道しておりますが、私めは「ノー・コメント」ということにしておきますです。 
 
 

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