今日の雑草の花は ナガミヒナゲシ (長実雛芥子)です。
ナガミヒナゲシは地中海沿岸から中欧原産の帰化植物で、近年東北地方より南の日本で雑草化しており、それだけ繁殖力が強いという証拠です。 日当たりの良い荒地や道路端で、秋から冬に芽生え、春に開花します。
草丈は50センチまで、花径は4~5センチで、紅色、もしくは肉色と評される赤オレンジ色の花を付けます。(↓) 花弁は4枚で、(↓)にはある黒い点点が無いものが大多数のようです。 果実(芥子坊主)は細長く、和名の長実雛芥子はここから名付けられたそうです。
マクロ撮影風に花だけを大きく撮ってみました。(↓)
花の雄しべは多数で、中央部の雌しべの柱頭は7~9本の筋状です。(↓)
(画像をクリックすれば大きくなりますので、お試し下さい)