コチドリ (小千鳥) は、名前の通り 日本のチドリ類では最小で、全国的には夏鳥 ですが、私めの住む県では 大昔に少数ながら越冬した記録があるので留鳥 ということになっております。
コチドリは、嘴から眼を通り側頭部へ続く黒い筋模様(過眼線)があり、額にも黒い斑紋が入り、過眼線と交わっている姿が特徴です。 その黒い部分にある眼の周囲(アイリング)が黄色なのも特徴です。
(↓)のコチドリの横顔では過眼線が色薄く 真っ黒ではなく褐色に近いので、恐らくメスだと思われます。
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(↓)がコチドリの正面顔です。
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チドリ類は、俗に「千鳥足」と呼ばれるジグザグ移動と静止を織り交ぜて真っ直ぐに歩かない様から、酒に酔ってふらふらと歩く様子を千鳥足と言うようになったそうです。
では 何故チドリ類の歩き方は千鳥足なのか? というと、一般的に鳥の趾(あしゆび=足指)は4本が基本で、前3本後1本の三前趾足(さんぜんしそく)が最も多い形態(例えば スズメ類)ですが、チドリ類の多くは趾は前3本のみで後趾がない ので真っ直ぐに歩けないのだというのですが、果たしてその説が正しいのかどうかは私めには判りませんです。
(↑)の2枚の写真では後趾があるように見えますが、後趾のように見えるのは実は岩の一部分であり、ほんとは後趾がないのが(↓)の写真(← ピンボケですが…汗;;)で判ります。
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