先日、夕方のウオーキング途中で電力会社の高所作業車 (→ クレーンの先端に人間が二人位乗れる箱が付いている車)が、トゲトゲの出ているシート状のものを電線に巻き付けておりましたので、それは何かと聞いてみると、答えは何と「鳥よけ」でした。
向い側の空き家の軒先の穴に毎年5組位のムクドリ (椋鳥)(→ こちら)が巣を作り、その巣への出入りの度に、巣の正面にある電線にムクドリが止まり糞害が出ており、(↓)の写真で電柱のある家から「鳥よけ」を取付ける依頼があったので 無料で取付けていたのだそうです。(↓)
(↑の大きい画像はありません)
(↑)で、最上段の4本、2段目の3本、3段目の1本が電力線なので、電力会社が「鳥よけ」のトゲトゲを取付けました。 他の線はNTTの電話線や光ケーブルなので、電力会社は対応できないそうです。 (↓)が取付けた「鳥よけ」のトゲトゲに似たものです。
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向い側の空き家の軒先の穴をつぶして巣が出来ないようにするのが良いのでしょうが、恐らく空き家の所有者が判らないとかで、自分では何もできないので、自衛のために電線に「鳥よけ」のトゲトゲを取付ける依頼をしたんでしょうね。 電力会社は実地検分をして糞害などの実害があるのを確認したら無料で対応するんだそうです。
私めには初めて目にする「鳥よけ」のトゲトゲで、ちょっと驚きましたです、はい。
皆様はこの「鳥よけ」のトゲトゲを目にしたことがありますか?
野鳥観察&撮影を「仕事」にしている私めとしては、ムクドリの大群が都市部の街路樹などにねぐらをかまえ、ギャーギャーという大きな鳴き声による騒音や糞害が 日本各地でしばしば問題になるのを見聞すると ちょっと悲しくなります。 昔 ムクドリは農作物に害を及ぼす害虫を食べてくれる「益鳥」とされていたんですからね。