年金暮し団塊世代のブログ

男寡になった団塊世代の年金の現実と暮らし向きをブログで。 今や仕事になった鳥撮り(野鳥撮影)の成果もアップします。

鳴門のコウノトリ (1) ~ 130種類目の野鳥

2016年05月30日 | 写真~野鳥

このブログで取上げた130種類目の野鳥 になったのは、日本国内の野生個体は1971年に絶滅した コウノトリ (鸛、鵠の鳥) です。

御存知の通り、コウノトリは「国の特別天然記念物」で、コウノトリの保護・増殖と野生復帰を目的に設立された兵庫県豊岡市 の「兵庫県立コウノトリの郷公園附属飼育施設 コウノトリ保護増殖センター」が、1965年に野生の一つがいを捕獲し人工飼育・繁殖が開始され以来、現在では90羽以上が飼育されています。

また、コウノトリの野生復帰計画に従って2005年9月に世界初の放鳥(雄2羽と雌3羽の計5羽)が行われて以後、現在では豊岡市近郊の野外に70羽が生息しています。

コウノトリは非常に大型の水鳥 で、羽色は白と金属光沢のある黒、クチバシは黒味がかった濃い褐色、脚は赤く、目の周囲にある赤いアイリングが特徴です。


去る3月末に私めが観察撮影したコウノトリは、昨年2015年2月から徳島県鳴門市 付近に定住し、今年2016年2月から営巣し3月中旬に産卵したた番(つがい)です。

(↓)の写真で、中央の電柱の頂上に巣があり、その巣の上にコウノトリが立っている姿が確認できます。 手前の水を張った田んぼは、コウノトリの餌となるザリガニや小エビ、カエル等を生かしておくために、収穫が終わっても水を張ったままにしてあるレンコン畑です。


今年3月中旬に抱卵が確認されて以後は、農地耕作者を除く一般人は、巣のある電柱から半径400メートル以内への立入りが禁止されました。  (↑)の写真や以降の写真は全て 400メートル以上離れた場所から撮影したものです。

(↓)が 巣内で抱卵中のコウノトリです。 しかし、というか、やっぱりというか、400メートルは遠いですわ!


放鳥された、あるいは野外で生れた(95%以上の)コウノトリには識別用に5色(黒、黄、赤、青、緑)の異なる組合せの色の足環(樹脂製か金属製)が付けられています。(↓)


(↑)と(↓)の写真の巣内で立ち上がっているコウノトリの左脚には黄色と黒色、右脚には青色と緑色の足環が付いており、豊岡市近郊の野外で2013年5月16日に生れたメス(識別番号J0480)であることが確認できます。


ちなみに、写真に撮れなかったオスは、足環の色から2011年5月11日に豊岡市近郊の野外で生れたオス(識別番号J0044)であることが確認されています。


長くなりますので、今日はここまでとします。
この続きは(→ こちら)です。


(画像をクリックすれば大きな画像になりますので、お試し下さい)



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