オオハクチョウ (大白鳥) は日本で越冬する冬鳥 で、私めが昨年12月にマガンとコハクチョウ狙いで訪れた島根県宍道湖にも飛来します。
先に コハクチョウの成鳥と幼鳥を見て頂き、コハクチョウ幼鳥の嘴は前半分位がピンク色 だと書きましたが、オオハクチョウの幼鳥の嘴は白色 なのです。
(↓)の左から3羽目の立っている幼鳥と、その右隣りの座っている幼鳥の嘴を比べて見て下さい。 嘴がピンク色の座っているのがコハクチョウの幼鳥で、嘴が白い立っているのがオオハクチョウの幼鳥なのです。
オオハクチョウ幼鳥の嘴の色が もっと判り易い姿が(↓)です。
そもそもオオハクチョウ成鳥とコハクチョウ成鳥の識別点は、嘴の黄色部分が鼻孔の手前(基部)で終わっているコハクチョウ成鳥に対して、鼻孔より前(先端)側まで黄色なのがオオハクチョウ成鳥です。
コハクチョウ幼鳥の嘴は前(先端)側がピンク色ですが、オオハクチョウ幼鳥の嘴は(コハクチョウ幼鳥のピンク色部分まで)白色なのが、幼鳥の識別点です。
(↓)が川で優雅に?泳ぐ オオハクチョウ幼鳥の姿です。
撮った(白鳥の)群の写真を全てチェックしたのですが、コハクチョウの成鳥ばかりで、オオハクチョウの成鳥はみつかりませんでした。 つまり、コハクチョウの群にオオハクチョウの幼鳥が紛れ込んでいるようなのです。
ネットで調べてみると、そういうコハクチョウの群にオオハクチョウの幼鳥が紛れ込んでいる状態の写真や報告が幾例かみつかりましたが、反対に オオハクチョウの群にコハクチョウの幼鳥が紛れ込んでいる状態の報告はみつかりませんでした。