バン (鷭)は、ハトくらいの大きさで、東日本では夏鳥ですが、私めの住む西日本では越冬する留鳥です。
バンは、通常 湖沼・池・川などの淡水域の水辺に住んでいます。 去る9月上旬に行ったレンコン畑でバンの家族に出会いました。
(↓)バンの成鳥。(→ 過去の写真は こちら 参照)
(↓)バンの幼鳥。(→ 過去の写真は こちら 参照)
バンの成鳥&幼鳥の姿は過去にも見てもらっているので、今日は雛(ヒナ)の姿を中心に見てもらいます。
バンのヒナの額板は小さいですが、親のように赤い色をしており、これが幼鳥になると薄褐色になり、成鳥になるとまた赤くなります。 嘴の先端はどの時代でも黄色で、ヒナは中央に黒色の部分がありますが、幼鳥や成鳥には黒色部はありません。
また、成鳥にある脇の白線(白斑)や下尾筒の白斑は、ヒナにはありません。
収穫前の青々とした大きな蓮葉の茂っているレンコン田から、隣の収穫後の水を張ったレンコン田に家族で出て来たのですが、元来 用心深いバンの家族は直ぐに戻って行ってしまいましたので、わずかな間の出会いでした。
夏のレンコン畑の大きな蓮葉のジャングルの中で安全に繁殖したのだと思われます。 バンはひと夏に2回繁殖することもあるらしく、2度目の繁殖では1度目の子供が幼鳥となってヘルパーとして両親の子育ての手助けをするそうです。 成鳥と幼鳥とヒナが一緒の家族だったので、2回繁殖したのでしょうね。
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