シリコン不足は深刻なのでしょうか。それとも向かうべき方向はコストダウンに有利な薄膜で決まりなのでしょうか。シャープが薄膜太陽電池の増産だそうです。
日刊工業新聞より
シャープ、薄膜太陽電池を年間160メガワットに増産
シャープは29日、薄膜太陽電池の生産能力を年間15メガワットから08年10月までに同160メガワットに増強すると発表した。220億円を投じ、奈良県葛城市の太陽電池工場にラインを増設する。薄膜タイプは原材料のシリコン使用量を結晶系太陽電池の100分の1に抑えられるのが特徴。シリコンの高騰が続く中で生産体制を拡充するため、薄膜タイプの増産投資に踏み切った。
シャープは05年9月から薄膜太陽電池の生産を始め、太陽光を電気に変換する効率はモジュールの状態で10%に達する。薄膜系の生産増強により、結晶系太陽電池を合わせた生産量は年間換算で855メガワットとなる。(更新日 2007年11月30日)
ニュースリリース 薄膜太陽電池の年間生産能力を増強
国の後押しのないまま一生懸命頑張っているようですが、国内消費が盛り上がらないのはやはり苦しいのじゃないでしょうか。原料不足と国内消費の停滞という二重苦の中で世界一のシェアを守り続けることができるでしょうか。
別にシャープさんに義理はありませんが折角これまで頑張ってきた努力は報われてもいいのじゃないでしょうか。
それに未だ日本がエネルギー大国になる可能性が無いわけじゃないのでフォローの風が来ることを信じてそれまで頑張ってもらいたいものです。とは言いながらも、あの子どものけんかのような足の引っ張り合いばかりしている日本の政治家達を見ていると淡い期待も泡と消えそうに思えます。
他にやることあるだろう!