何とも腹立たしいニュースがありました。第3016回で書いたマネーゲームの典型と言うか、最悪のパターンじゃないでしょうか。
読売新聞より
【ニューヨーク=山本正実】米証券大手ゴールドマン・サックスのロイド・ブランクファイン会長兼最高経営責任者(CEO)が今年受け取るボーナスが総額6790万ドル(約77億円)にのぼることが21日、明らかになった。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は、米金融機関の経営トップの報酬では史上最高額と報じた。
同社が米証券取引委員会(SEC)に21日提出した資料によると、現金が2680万ドル(約30億5000万円)、ストックオプション(自社株購入権)が4110万ドル(約46億8000万円)。
米大手証券の中でも、モルガン・スタンレーとベア・スターンズは、低所得者向け住宅融資「サブプライムローン」の焦げ付き急増に伴う業績悪化で、経営トップがボーナス返上を表明した。厳しい金融情勢でも過去最高益を稼ぎ出したゴールドマン・サックスとの明暗が鮮明になった。(2007年12月22日18時58分読売新聞)
この会長さんはこの自分の報酬を多くの人たちを不幸におとしいれたという罪の意識も無く素直に喜んでいるのでしょうか。もしそうだとしたらそんな人は尊敬できませんし、そんな会社で働きたいとも思いません。尤も、どんなに頼んでも私を雇ってくれる可能性は全くありませんが。
それにしても、多くの損失者を出したマネーゲームで1人勝ちしたと言えどもこの金額は余りにも異常じゃないでしょうか。
やはり、こうしたマネーゲームは禁止にするかその所得には高率の税金を掛けてもらいたいものです。そうでなければ額に汗して働いてなおかつ生活に困る人々は無くならないでしょう。
こんなこと許されるべきじゃない!