団塊の世代のつぶやき

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集光型太陽光発電

2007年12月05日 | 太陽光発電

  

太陽光発電の業界からはずれて半年以上が過ぎました。相変わらずこの部屋で太陽光発電の話題を取り上げていますが、最近やはりなんとなく情熱が薄れてきたかなと感じるときもあります。その所為か何となく太陽光発電が停滞していると思ってしまいます。

  とは言いながらも、太陽光発電に関する記事を見付けるとやはりまだ反応します。

  第2609回で取り上げたレンズを使って太陽光を集めて変換効率を上げるフレネルレンズの開発に三菱商事が乗り出すのだそうです。

  EDリサーチ社 20071127日より

  三菱商事が岡本硝子と次世代太陽光発電システム用部品を共同開発へ

 三菱商事は071126日、岡本硝子と共同で次世代太陽光発電システム向け部品(集光型太陽光発電システム用特殊反射鏡および特殊レンズ)の開発に着手した、と発表した。岡本硝子が研究開発を行い、三菱商事が研究開発投資と製品化後の国内外の販売総代理を担当、08年夏の製品化を目指す。

 岡本硝子はデンタル・ミラーとプロジェクタ用反射鏡で世界トップ・クラスのシェアをもち、フレネル・レンズ(集光性の高い特殊平面レンズ)などの特殊ガラスや反射鏡製造技術の分野で世界水準の技術を保有している。ガラス製造用の高精度の金型成型技術と高度な製造ノウハウを生かしてこのプロジェクトに取り組む。次世代太陽光発電システム向け部品とは太陽光を電カとして有効に活用するための周辺機器、部品のことで、今回の開発目標となっている特殊反射鏡、特殊レンズやパワー・コンディショナ、蓄電デバイスなどが含まれる。

 三菱商事はこれまで国内メーカが製造する太陽光モジュールの輸出販売を手掛けてきたが、太陽電池セル/モジュール製造の高付加価値化、差別化に有効な手段として集光型発電システム・技術に着目した。同社では太陽光事業については、①ポリSiビジネスヘの参入など、川上(原料)分野の強化、②発電事業への参画など、川下分野での新規取り組み、③太陽電池セル/モジュール製造のコモディティ化に対する対策など、3領域への参画・関与を戦略としているが、今回の共同開発は③の太陽電池セル/モジュール製造のコモディティ化に対する対策となるもので、将来の太陽光事業の拡大につなげたいとしている。

 集光型太陽光発電は太陽電池モジュールに密度の高い太陽光を入射することによって素子を効率的に利用するもので、大きくは反射鏡式とレンズ式に分類される。同集光型発電普及への課題は発電オペレーションを含めたシステム全体でのコスト削減、メンテナンス容易性、および高寿命化などであるが、コスト削減と高寿命化の観点から特殊ガラスへの期待が高まっている。

  参照:三菱商事ニュースリリース  岡本硝子ニュースリリース

 この集光型の後付製品を是非開発してもらいたいものです。安くて充分採算が取れるものができたら我が家にも是非取り付けたいものです。

それにしても、色んな技術的なアドバルーンが揚がりますがこれと言って画期的なブレイクスルーはなかなか起きませんね。

 しかしながら、こうやって少しずつ効率が上がっていくのを待つしかないのかもしれません。その中から、あっというようなブレイクスルーが起きて大幅なコストダウンや変換効率のアップが実現されることを期待したいものです。

 何と言っても、バカな日本政府以外は世界的にも太陽光発電に対する期待は高まっている様子なので、きっと近いうちに良いニュースを聞けるのじゃないでしょうか。

と期待してみる!