団塊の世代のつぶやき

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太陽光発電

2008年11月04日 | 太陽光発電

  

およそ未来展望のない政府のお陰で折角素晴らしい技術を持ちながら苦戦を強いられている日本の太陽電池業界が面白くなりそうな気配が漂ってきました。
  それは、パナソニックの三洋電機買収の件です。

  NIKKEI NETより

 パナソニック、三洋電機買収交渉へ 年内合意めざす

 パナソニック(旧松下電器産業)は三洋電機を買収する方針を固め、三井住友銀行など三洋の主要株主3社と11月中にも交渉に入る。三洋株の過半を取得する案が有力で、年内の基本合意を目指す。三洋の電池事業を取り込み成長を加速するのが狙いで、合意すればパナソニックの年間売上高は11兆円を超えて国内最大の電機メーカーになる。電機大手同士のM&A(合併・買収)は初めて。米金融危機で世界経済が急減速するなか、大規模な産業再編が動き出す。・・・以下略

    FujiSankei Business i.より

  家電業界、大再編時代に突入へ パナソニックの三洋電機買収交渉2008/11/1

  ・・・略

  パナソニックが三洋の買収に動き出すのは、三洋が持つ2つの有力事業をおさえて次世代の有望市場で競争力を高める狙いがある。

 ひとつが携帯電話やノートパソコンに使われるリチウムイオン充電池だ。電池が搭載されるモバイル(携帯型)機器は市場拡大が続き、ハイブリッド自動車への採用も近く本格化する。高成長の分野で三洋の世界シェアは首位。パナソニックもシェア上位であり、「強者連合」ができれば成長市場をリードできる。

 もうひとつが太陽電池だ。三洋はシャープなどに次ぐ有力メーカーで、太陽光を高い効率で電気に変える技術を持つ。パナソニックは水素の化学反応を利用した燃料電池を事業化したが、太陽電池は手つかず。この買収で太陽電池と燃料電池の両輪体勢が整う。・・・以下略

 参考:今後拡大が期待される国内市場に対応 太陽電池モジュール化工場の新拠点「滋賀工場」が稼動

サンヨーの太陽電池HITは他社のものより変換効率が良く、小さな屋根でも発電量が稼げるので人気があります。しかしながら、折角の優位も価格が高いので爆発的な普及には繋がりませんでした。
  これを他社並みの値段にすれば一気にシェアーを拡大できて再建の追い風になるだろうに勿体無いと思っていました。
  今回のパナソニックの買収が実現されれば、パナソニックの豊富な資金と変換効率の優位で一気に世界のトップに躍り出ることも夢ではないかもしれません。と言うか、松下電器の名前を捨てて世界に通用するブランドを目指したのですから、この機会を逃さず是非世界のパナソニックを不動のものにするために頑張って欲しいものです。

  しかし、パナソニックはこれで電池を押さえることになり、もしかしたら電気自動車に進出して何年か後にはトヨタを抜いて世界一の自動車メーカーになっているなんてこともあるかもしれませんね。

楽しみです!