第3080回で取り上げたようにドイツのQ-Cellsがシャープを抜き去って世界一の太陽電池メーカーに躍り出たのが2007年でしたが、その後もその勢いはとどまるところを知らないようです。もう日本のメーカーが追いつけるときはないのでしょうか。
EDリサーチ社より 2008年11月18日
Q-Cellsの3Q決算、生産量は9ヶ月累計で63%増の417MWと好調持続
世界最大の太陽電池メーカ独Q-Cells社は08年第3四半期の決算を発表した。1月から9月までの太陽電池生産量は前年同期比63%増の417MWだった。売上高は前年同期比61%増の9億3190万ユーロだった。純利益は同40%増の1億5570万米ドルだった。年間の生産量は585MWの見込みで、それに薄膜ディビジョンの生産分10MW~20MWが加わる。売上高は同1.9%増の13億5000万ユーロになるという。09年は生産量1GW、売上高22億5000万ユーロになるという。10年は1.8GWを計画しているが、ファンドが立ち上がれば2.5GWになる可能性もあるとしている。
参照:ニュースリリース
How is a solar cell produced - Q.CELLS
シャープ他、日本のメーカーも増産に投資をしていますがやはり国内需要が中途半端な政策しか打ち出せない政府に足を引っ張られて前途は厳しそうです。
本当に勿体無いことです!