団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

いい会社

2008年11月06日 | 日本再生

  

派遣社員制度こそが、今の日本の国を悪くしている元凶であると何度も書きましたが、又しても嫌な記事がありました。

  YOMIURI ONLINEより

   日産が派遣社員780人削減、九州・栃木工場で11月末までに

 日産自動車は29日、九州工場(福岡県苅田町)など国内工場で働く約2000人の派遣社員のうち、約4割にあたる780人を11月末までに削減する方針を明らかにした。対象は「ムラーノ」などの大型車を生産している九州工場と、米国向け高級車ブランド「インフィニティ」を生産する栃木工場(栃木県上三川町)に勤める派遣社員で、契約を更新せずに削減する。

 トラック大手の日野自動車も同日、親会社のトヨタ自動車から委託を受け、米国向けスポーツ用多目的車(SUV)「ハイラックスサーフ」などを生産する羽村工場(東京都羽村市)の期間従業員850人の雇用を見直す方針を明らかにした。米国でトヨタの販売不振が長引く場合、雇用契約の満了時に削減することなどを検討する。トヨタ九州(福岡県宮若市)もすでに派遣社員800人との契約を解除している。(20081030読売新聞)

 自分たちが儲けるためにはこうやって情け容赦なく派遣社員を削減するのです。こんな社会に希望が持てるはずが無いと思うのは私だけではないはずです。こんなことをやっていると今は儲けて喜んでいる企業だって良いことは無いはずです。

  こんなことをやっている一方で、前経済団体連合会会長の奥田碩元トヨタ自動車社長ら4人が旭日大綬章を受けるのだそうです。心に痛みはないのでしょうか。一体、どんな気持ちなんでしょう。

  こうした経営者達もいれば、全く正反対の人達もいるようです。

   Japan on the Globe-国際派日本人養成講座より

    日本を支える「いい会社」

  1.人件費は社員の幸福を実現するための生活費

  ・・・略

  現在のような不況下では、多くの企業が派遣社員、パート、アルバイトの首を切ったり、それでも行き詰まると、正社員でも希望退職を募ったり、賃金カットをする。

「そのような経営は間違っています。小社はこれまでも、またこれからも社員のリストラはやりません。なぜなら小社にとって、人件費はコストではないからです。人件費は目的である社員の幸福を実現するための生活費だからです」。・・・以下略

  ここは是非リンク先を読んでください。人間を人間とも思わないような大企業の経営者もいれば、読んでいて思わず涙ぐんでしまうような素晴らしい経営者もいます。どちらが勲章にふさわしいのでしょうか。最も、そんな人達は勲章なんかには目もくれないかもしれませんが。
  それにしても、人を犠牲にしても大きければ良いという考えが無くならない限り社会は良くならないでしょうね。

望みは薄そう!