第3263回で「人件費を削るために派遣を利用しなければ成り立たないような企業は市場から退場すべきです。」と書きましたが、4日から読売新聞で始まったコラムの2回目に伊藤忠商事会長丹羽宇一郎さん69が私の主張と同じようなことを書いています。しかし、大企業の経営者にも私のような考え方をする人がいるとは驚きました。
5日、読売新聞コラム「貧困 考 2」
・・・略
経営者には、「生き残るため」との言い分があるだろうが、企業は社会的存在であり、雇用の安定確保は責務です。労働力を伸縮自在なものとして扱い、3人に1人が非正規。これは、企業のエゴにほかならない。
社員が最低限の生活を送れないなら、その企業に存続する価値はないと言われても仕方ないでしょう。・・・以下略
6日の良い会社といい、日本の経営者にも素晴らしい人が結構おられるようですね。
経営者たるものこの程度の覚悟を持って会社の経営にあたって欲しいと言うのは今の日本では絵に描いた餅なのでしょうか。それでも、こうした経営者もいるということがわかっただけでも未来に希望が持てそうな気もします。
それにしても滅多にいないような!
この頃まではまともな人だと思っていたのですが、中国大使でボロが出ましたね。