11月6日の第3336回でJapan on the Globe-国際派日本人養成講座より日本を支える「いい会社」で取り上げた日本理化学工業が11日の読売新聞の一面のコラム「はたらく」に取り上げられていました。
初めて採用した知的障害者の内の一人、林緋紗子さん(64)が勤続50年を達成したのだそうです。この会社は今や全社員71のうち知的障害者は7割超の54人、重度がその半数を超すのだそうです。
去年の年末からの大企業の派遣切りのニュースばかりの中こんな企業もあるんですね。大企業の経営者さんたちはこんな話を聞いて何とも思わないのでしょうか。
障害者の雇用を「負担」や「コスト」と否定的にとらえる企業は依然多い。大山さんは「企業活動に役立てない人間なんているものか」と問いかける。
戦後ニッポンを築いた効率や成長優先という企業の論理は、様々なものを切り捨ててきた。「今、働く喜びまで切り捨てようとしている。それこそ会社の存在理由なのに・・・」
と言う大山康弘会長(76)の言葉を聞いて障害者どころか人件費自体を「コスト」と言ってはばからない経営者たちは恥ずかしくないのでしょうか。
せめてこんな会社の商品(商品紹介/日本理化学工業株式会社)を買って応援したいものです。官公庁や学校は率先して貰いたいですね。それでも大した規模ではないでしょうね。どうしてこんな会社が大企業になれないのでしょうか。こんな会社が日本を代表する大企業になるなんて時代が来ればきっとこの国も良い国になっているでしょう。それが夢でしかないのが・・・。
くやしいですね!