第3399回の交通事故死でも書いた歩行者の死亡数が全国の集計でもクルマに乗車中を逆転したそうです。
死亡事故、歩行者が乗車中上回る/08年警察庁まとめ 2009/01/29 10:27
昨年1年間の交通事故死者5155人のうち、歩行者は1721人(33・4%)で、1974年以来、34年ぶりに自動車乗車中の1710人(33・2%)を上回り最多となったことが29日、警察庁のまとめで分かった。
65歳以上の高齢者が2499人(48・5%)とほぼ半数を占め、統計が残る67年以降の最高率を更新した。乗車中の割合減少について、警察庁は「エアバッグなど安全装備の普及に加え、飲酒運転厳罰化やシートベルト着用義務化など自動車対策の効果が出た」と分析している。
まとめによると、交通事故による死亡者は8年連続で減少し、昨年は前年比10・3%減の5155人。このうち歩行中は222人減の1721人、自動車乗車中が303人減の1710人、2輪車が990人、自転車が717人だった。
自動車乗車中の死亡者についてシートベルト着用の有無をみると、着用率向上を反映し、非着用が816人(前年比18・5%減)で着用中の819人(同12・7%減)を下回った。座席別の死亡者に占める非着用者の割合では、後部座席が187人中134人(71・7%)で最も高率だった。
一方、道交法の取り締まり件数は前年比6・0%減の約1291万件だった。
ここまできたら、歩道と自転車道の整備は緊急を要するでしょう。1番良いのは、クルマと歩行者や自転車が同じ平面を通らない道を整備することでしょう。しかし、これは全ての交差点を立体にするなど費用の面で直ぐに実現しそうもありません。となれば、取りあえずは、車道を一車線つぶして自転車道や歩道としてあくまでもクルマが従の交通体系を作り上げることが現実的かもしれません。
全ての交差点での立体交差が無理とあれば、市街地だけでも路面電車と自転車と歩行者とし、クルマは市街地には入れない方式に持っていくべきでしょう。環境にも人にもやさしい良い街ができそうです。
日本の政治家さんたちも政権争いにうつつをぬかさずこうした未来に夢を持てる政策で争ってくれませんかね。
本当に見ていて情けなくなる!