5月10日日曜日(第3521回)で取り上げた「込む」に違和感を覚えた人はやはり沢山いたようです。15日の読売新聞コラム「日めくり」が取り上げていました。
込む ―― 「混む」より伝統ある書き方
高速道路が「込んでいた」の見出しに、「混んで」の間違いでは、との指摘が50件以上あった。前にも本欄で取り上げたが、「込」が本来の表記。人や物が場所いっぱいに入っている意だ。漱石も「夜の急行は込むから」と書いている。
「混」はもともと溶け合って一体化することだから、少し意味がずれる。戦前の辞書には「込む」しかない。熟語「混雑」からの連想で「混む」と書くようになったのだろう。今では「込む」に違和感を抱く人が増え、新常用漢字表では「混む」も認める見込み。正式決定を待って、新聞の表記も検討したい。
私はテレビニュースで気が付いたのですが、どうやら新聞記事にもこの「込む」があったようですね。同じように感じた人が多かったようで投書か何かがあったのでしょうね。
それにしても、総理の言葉尻を捕らえるのが好きなだけあって自分たちはミスらないようにと気をつけているのでしょう。余りの気のつけように、世間の流れには付いていけないということなのでしょうか。それとも、「お前たち、こちらが本当だぞ」と教えてくれているのでしょうか。
教養の無い身には有難いお教えですが、最近のように新しい若者言葉が多くなるとチェックも大変でしょうね。下手に間違っては総理の揚げ足も取りにくいでしょう。どんなチェック体制を取っているのか興味があります。
日本語って難しいですね!