私が車社会から公共交通主体の交通体系への移行を考えるのはエネルギー問題だけでなく事故死の問題があります。
幸い未だ死亡事故は起こした事はありませんが、20代半ばの頃に車同士の衝突を経験しました。やはり、その瞬間は大変なことになったと恐怖したものです。
それが原因でもないのでしょうが、20代後半ごろには既に車を運転する事が嫌になっていました。これは、交通事故の怖さもありますが、運転することに疲れたといった方が良いかもしれません。
ゆっくり走りたくても、周りのスピードの流に乗る必要もあるし、スピードを出すと取締りにも気を使わなければなりません。そんな気を使いながらの運転が嫌になってしまって運転に興味が沸かなくなってしまったのです。
一時は、当時の若者が等しく熱病にかかったように車に夢中になりA級ライセンスを取りたいなんて考え、ヒール&トゥ(殆どがトルコンの時代、こんな言葉知っている人はいるのかな)をこなしたりもしていたのですが、あっという間に熱が冷めてしまいました。ハンドルを持つ事も嫌になったくらいですから極端な者です。
今では、できることなら運転する必要にかられることがないことを願っています。お陰さまで、車を運転するストレスからは開放されています。
何と言っても、事故で殺人者にはなりたくありません。日本でも事故死は年々減ってきているとは言えども0ではありません。何時自分が加害者や被害者にならないとは限りません。できることならそんな立場になりたくないものです。
そんな思いは、先進国でも同じ様です。
米国の交通事故死者数は1950年代以来最低水準となっているが、交通安全推進団体は事故死者数「ゼロ」を目標に掲げている。
USAトゥデイによると、この交通事故死撲滅運動は「トワード・ゼロ・デス(死者ゼロに向かって)」と呼ばれ、1件の死亡事故でも道徳的にも倫理的にも受け入れられないという姿勢を基本とする。交通事故死の最大要因であるスピードの出しすぎ、飲酒運転、脇見運転をなくし、シートベルトの着用を徹底することを目標とする。運輸省の道路交通安全局によれば、交通事故死の割合は、スピードの出しすぎが31%以上、飲酒運転が32%、脇見運転が約16%を占める。また、交通事故死者の55%がシートベルトを着用していなかった。
運輸省によると、米国での昨年の交通事故死亡者は3万3963人で、08年比では8.9%減、1954年以来最低の数字である。走行距離1億マイル当たり1.16人という死亡率は、米政府が66年にデータ収集を開始して以来最低値だという。…以下略
交通事故は車が走っている限りゼロになることは無いのでしょうね。そうであるならば、出来る限り公共交通を使い、近くは自転車と歩くことにすれば、ゼロとは言いませんが、かなり減る事は間違いないでしょう。特に、死者ま出る事はかなり減らせるように思います。
被害者になってもせめて加害者にはなりたくないものです。
ストレスからは開放されますよ!