団塊の世代のつぶやき

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噴火

2010年04月24日 | エネルギー 環境

  昨日、久々の快晴を喜んだのですが、世界はそれどころでない暗雲が垂れ込めているようです。あのアイルランドの火山噴火が航空業界に大きな影響を与えているようす。火山の噴火が飛行機に影響するなんて知りませんでした。

  YOMIURI ONLINEより 418

  火山灰、ロシア到達…欧州空港閉鎖25か国に

 …略

 欧州の航空運航状況を統括するユーロコントロールなどによると、空港閉鎖は旧ソ連圏のベラルーシやウクライナにも広がって少なくとも25か国に及んだ。

 17日午前(日本時間同日夜)現在、航空機が運航しているのはギリシャなど南欧に限られ、混乱の影響は欧州の経済、社会生活にじわじわと広がっている。

 ユーロコントロールによると、17日は全欧州で運航が予定される約2万2000便の8割弱の約1万7000便が飛べなくなる見通し。日本航空では、15~18日の4日間で欧州便の運休は計36便で、8000人以上に影響するとみられる。

 欧州最大のロンドン・ヒースロー空港の発着停止措置は18日午前7時(日本時間午後3時)まで延長された。鉄道や自動車、船舶の需要が高まり、混乱は陸や海の足にも拡大している。…以下略

  凄い影響ですね。飛行機にとってどう影響するのか良くわからなかったのですが、きちんと説明してくれている記事がありました。

   参照:WIRED VISION → アイスランド火山灰:飛行機への影響と「飢饉」の可能性 2010419

  飛行機への影響

火山灰は飛行機の計器に詰まるおそれがあり、また機体に付着して、その重さで微妙な重量のバランスを狂わせるおそれがある。そして火山灰が特に危険なのは、ガラスの粒子を含んでいる点だ。これが飛行機のエンジンの高温で溶けて、機械類に損傷を与えたり不調が生じるおそれがある。火山灰雲の中を通過したジェット機で、4基のエンジンすべてが停止した例が知られている。プロペラ機だと事態が大きくよくなるという可能性もないようだ。

[1982年にジャワ島のガルングン山の近くを飛行中のボーイング747が、4基のジェットエンジンのすべてが一時的に停止するトラブルに見舞われた(ブリティッシュ・エアウェイズ9便エンジン故障事故)

火山が噴火する時にマグマが地下深部から上昇してくると圧力が下がるため、マグマに溶解していた水などの揮発成分がガスとなって発泡する。これによって残っていた液体のマグマが粉砕され微粒子となり、これが噴出されると、結晶になる暇もなく急冷されるためガラス(火山ガラス)となる] …以下略

  人間でも火山灰など気持ちが悪いのですから精密機械にとっては大変なのでしょうね。
  この運行中止で大変な目にあっている方にはしかられそうですが、これをみていると、飛行機なんて飛ばなくても生活にたちまち困ることはないのじゃないかと思ってしまいました。
  というのも、最初から飛行機が無いと思えば、船や列車などの公共交通を使えばいいのだし、今の時代インターネットなど通信の発達で、人間が移動しなくても困らない場合が殆どじゃないでしょうか。
  せっかくこういう機会に会ったのだから、飛行機を使わなくても済む生活を考えてみるのはどうでしょう。
  わずか100年前には無かったものだし、航空網がこれほど発達したのもせいぜい50年程度でしょうから意外と無くても何とかなるのじゃないでしょうか。もしなくすことができればエネルギーや環境の問題も大きく改善されそうです。

ちょっと無理があるかな!