オランダと言えば、第5541回の「ソーラー道路」で取り上げたところですが、これまでも自転車王国やワークシェアリングなどで注目して来たし、第4578回の「アムステルダムの光芒」のように日本を評価してくれている国だと好意を持っていました。
ところが、どうも甘かったようです。
産経ニュースより 2014.11.15 08:30更新
【緯度経度】 韓国、オランダ礼賛の不思議 インドネシアを見習ったら… ソウル・黒田勝弘
オランダのウィレム・アレクサンダー国王夫妻が日本訪問の後、韓国を訪れた。韓国に王室はないし歴史的にオランダと特別な関係があったわ けでもない。あえて関係を探れば、2002年の日韓共同開催W杯サッカーで韓国をベスト4に導いたヒディンク監督がオランダ出身だった。このため当時、に わかにオランダへの関心が高まった。
その後、これに便乗するように17世紀中ごろ船の事故で韓国に漂着し13年間、抑留されたオランダ船の乗組員ハメルらの話が浮上し各地に観光用の“ハ メル記念施設”ができた。ハメルは迫害を逃れて脱出に成功し日本に保護された。後にその体験を『朝鮮幽囚記』として書き残したことで知られる。
韓国とオランダのかかわりはそんな程度だが今回、国王の日韓訪問には異様(?)な関心を示した。
まず国王が日本での宮中晩餐(ばんさん)会の際、戦時中の日本とオランダの過去に触れたことに飛びつき「オランダ国王、日王の前で“心痛む過去を忘れずにいる”と発言」などと大々的に報道した(10月31日付、朝鮮日報)。
さらにその後、韓国を訪れたオランダ国王に対し朴槿恵(パク・クネ)大統領が日韓関係に触れ「歴史認識の問題が懸案になっており、とくに慰安婦問題の解決に努力している」などと述べたことも大きく伝えた。
つまり韓国にとってオランダは急に“歴史的同志”になったのだ。
オランダは戦時中、日本軍によって植民地支配のインドネシアから追い出されたが、その後、民間人収容所にいたオランダ女性が慰安婦として日本軍の現地の 将校らに連行された事件があった。上層部は軍の方針に違反したとして慰安所を閉鎖し、関係した日本軍人は戦後、戦犯として有罪判決を受けたが、韓国はこの 慰安婦問題に目を付け“同じ被害国”としてオランダを持ち上げているのだ。
オランダはヨーロッパではナチス・ドイツに支配され「アンネの日記」のようなユダヤ人迫害が起きている。韓国マスコミはそのことを紹介しながら今回のオランダ国王の対日発言をこう論評している(11月1日付、東亜日報)。
「オランダはナチに融和的だったことを大いに恥じている。恥を知るオランダが恥を知らない日本に訓戒を与えた」
韓国は「戦後のドイツは反省しているのに日本は反省していない」と日本に対し「ドイツに学べ」とよくいうが、今度は「オランダに学べ」と言いだしたのだ。「ええっ?」である。
オランダは300年以上もインドネシアを植民地支配したが、そのことで明確な謝罪も補償もしていない。植民地支配を恥じたことなどない。またインドネシアがその過去の歴史について、オランダに何かグズグズ要求し続けているという話も聞いたことがない。
韓国は過去、日本に植民地支配されたとして「その被害者の気持ちを知るべきだ」とし「謝罪と反省」を言い続けてきた。それがオランダと“歴史認識”が一致するかのようにほめているのだ。インドネシアが知れば驚きあきれるだろう。
韓国は同じく植民地だったインドやインドネシア、ベトナムなどとの比較を避けたがる。日本からすれば逆に韓国に対し「インドネシアを見習ったらどうか」 と言いたいくらいだ。日本非難さえできれば何でも飛びつくが、今回のオランダ礼賛もその歴史認識のいいかげんさを物語るものだ。
相変わらず日本を貶めることに必死の韓国ですが、この記事で思い出したのが、何時ものBBさんが書いていたオランダに対する痛烈な批判でした。最初これを読んだときは衝撃でした。
歴史でも長崎の出島など江戸時代もオランダは西洋との唯一の窓口であったように、どちらかと言えば評価していました。
やはり、これも自虐史観の所為だったのかもしれません。
BBの覚醒記録より 2014-10-31
オランダ国王は白い韓国人である
「深い絆」とか、マスコミは美化。不快絆、腐れ縁です。
日本訪問は、韓国訪問とのワンセットであるオランダ国王夫妻です。
はっきりしてるじゃありませんか。
案の定韓国では早速、オランダ国王が「日王」の前で「日本の戦争責任」と「慰安婦」について言及したと嬉々として述べていますが、末尾にオランダ国王のスピーチを載せて置きますが、慰安婦については言及していません。
これをもって、韓国のお得意捏造と保守連中が書き立てていますが、しかし新国王来日直前に、ティーマンス外相に慰安婦について語らせ、「河野談話続行せ よ」「我々は永久に慰安婦のことは言うぞ」と、語らせているので同じことですよ。直接言わず、外相と手分けさせたところが、むしろ陰湿。
親善に来たわけじゃないですね。韓国とセットであることで、気づきましょうよ。
韓国と共同で慰安婦と戦争被害共同戦線だと、受け取るべきでしょう。国王はオランダ兵の被害について晩餐会でのスピーチで触れ、要するに来日の目玉はこれ。これ言いたくて来ました。だから「経済協力せよ」です。それが主題。
雅子妃への同情なんか見せかけ。恩を売って外交カードに使いたいだけ。それを何千万もの国費を使って自前で訪れ「オランダ様ありがとう」って、何ですか、皇太子夫妻は。著しく国益を損ねていることにもお気づきではない。マスコミも「友好」一色。
大体、戦争被害って何ですか。インドネシアを植民地にして長く搾取支配していたのはオランダでしょうに。日本の戦争で、植民地を失ったオランダ。
「黄色い猿が」と今でも思っているでしょう。昭和大帝の崩御に対して王族を寄越さなかったのはオランダ一国のみ。
自分たちの他国での一方的暴虐を棚に上げ、日本叩きは韓国と一緒。
ナチスに敗れて国を失ったウィルヘルミナ女王ですが、ロンドンに亡命後もインドネシアの搾取は続けた。「有色人種は人間ではない。だから奴隷として使役す る」が女王の考えですが、これはとりわけオランダ人が酷いというわけでなく、いまだ白人が根強く心の底に思っていることでしょう。
日本が仏印に進駐したことは、女王の感覚では「猿の分際で」なので、怒ってインドネシアにある日本の資産凍結。日本が英米に宣戦布告したのはその4ヶ月後です。
猿が生意気にも、オランダを無視したことに激怒した女王は日本に宣戦布告。ケンカふっかけて来たのはオランダ。それなのに捕虜がどうたら、文句たらたら、賠償金を堂々と要求して来たのが、新国王の母親であるベアトリクス女王でした。
戦争をふっかけて来たのに、日本軍2千人、オランダ人8万人で白旗掲げたのはオランダ。臆病兵士が日本に捉えられて、今度は待遇が悪いと戦争後に訴え 賠償コールが起こるわけです。戦争中ですよ、日本人が食うや食わずの時に、捕虜にステーキを食べさせられますか、っての。
オランダ兵たちは臆病なだけでなく、戦い方も汚くて丸腰の民間人日本人(大日本航空職員)31人を、中立国であるポルトガル領で拘束。国際ルール無視の卑劣なさま、韓国人のごとし。
韓国では、「日本を国賓訪問したウィレム・アレクサンダーオランダ国王が、第二次世界大戦で、自国民が日本により経験した苦痛に言及した」と報道していますが、ケンカふっかけて来たのはオランダだっての。
天皇陛下と、国王との晩餐会でのスピーチはそれぞれ戦争責任に言及、呼応しているので、事前に外交レベルでお互いのスピーチ内容を突き合わせているので しょうか。そうまでして、来ていただく必要があるんですか? 相手は友好と親善が目的ではないのですが。友好と親善の握手を求めながら、足は日本のむこう ずねを蹴り飛ばし、左手は物乞いに差し出す。
韓国と一緒。
両陛下のタイ訪問時の、天皇陛下が読み上げられた反省と謝罪文を書いたのは小和田恒氏です。
タイ政府では反省も謝罪も要りません、というのにゴリ押しで天皇陛下を使って、謝罪させてしまったのです。
サンフランシスコ条約を曲げて解釈、日本が東京裁判を全面的に受け入れたと虚偽を国会で言い立て、その後の「日韓へひざまずき外交」の自虐素地を外務省に 作り上げたのも、雅子妃の実父小和田恒氏。その小和田氏が反日国連とも密であり、皇太子の韓国への謝罪訪韓に向けて、密かに動いていることを日本人は知る べきでしょう。
皇太子の謝罪訪韓への危険性については、過去記事で何度も訴えて来ました。
無自覚反日皇太子、訪韓の危険度! 【拡散自由】http://blog.goo.ne.jp/inoribito_001/e/cf494a4a5713315dc4838d0e6f2b7263
けれど、今は逆に行って頂いたほうがいいかも、と実は思っています。というのは保守を自称する連中が余りにも、東宮夫妻の売国ぶり・壊国ぶりに鈍感で現実を直視する勇気を持たぬからです。
皇太子は行けば、ほぼ必ずまずい発言をやらかします。賢い方ではないので、韓国側の誘導に容易にひっかかるでしょう。またその時の談話の内容はまずもって、小和田恒氏が作文で渡すと思います。
公式な天皇陛下の自虐スピーチまで書くお方です。(噂のように、ボケが始まってなければ、今回もやらぬわけがない。まして相手は小和田家の“入婿”徳仁くん。小和田恒氏がそう呼んでいるそうな? ガセかもだけど、ありげなところが)
また皇太子に向けて、激しい反日の罵声他があれば、お花畑も多少は目覚めるでしょう。もっとも朴槿恵大統領が賢ければ、いっさい反日運動は封殺、皇太子の言質を取ることに専念すると思いますが、この方も賢くはないので、どうでしょうねえ?
決定的な言質を取られれば、それは日本は深手を負いますが、しかし考えようによっては、これだけ従軍慰安婦の嘘がバレても永遠に日本を攻め続けるのが韓国 とオランダです。今更、もういいかとも思いますね。国際社会に向けて冤罪は強く主張し続けていくべきですが、韓国とオランダは聞く耳持つ気無し。…以下略
BBさんの皇室を見る目の凄さには毎回感心させられて、それこそ目から鱗の毎日ですが、オランダのこんな悪意は全く知りませんでした。BBさんはどこで勉強されているのでしょう。
第 5195回の「夢の電池の実現か」で取り上げた積 水化学のリチウムイオン電池の実現が楽しみですが、まだ進展のニュースは聞かれません。
そんな時、今度は日立の開発が発表されたようです。このリチウム電池は開発競争が激しそうです。いち早く開発して実 用化すれば莫大な利益をもたらすと思われるだけに企業も必死でしょうね。
SankeiBizより 2014.11.15
EV 走行距離2倍のリチウムイオン電池 日立製作所が技術開発
日立製作所は14日、電気自動車(EV)の走行可能距離を従来の2倍にするリチウムイオン電池の要素技術を開発した と発表した。
電気を蓄積するリチウムイオン電池のエネルギーの高密度化に成功。2020年ころの実用化を目指す。市販されている EVの走行距離を単純に2倍にすると、1回の充電で460キロ程度走れることになり東京-大阪間の直線距離に近づく。
電池の電極の厚さを従来の2倍にし、充放電できるリチウムイオン量を増加させ、高密度化を実現。電極内の物質分布の 最適化で高出力化につなげた。また負極材に電極に密着しやすいシリコン系材料を新たに採用し電池を長寿命化させた。
日立によると、EVに実際に搭載される容量の電池で従来の約2.6倍に相当するエネルギー密度を達成。走行可能距離 を従来の2倍程度に伸ばせた。
10年に発売された日産自動車のEV「リーフ」は、1回の充電で228キロ走行できる。これは東京-浜松間の距離に少 し足りない。1回の充電で東京-大阪間を走破できるようになればEVの需要も高まりそうだ。
2020年は遠いですね。2015年を目標にしていた積水はどうなんでしょう。どちらにしても、この電池は日本の企 業に実用化して欲しいものです。
と思ってたら、電池メーカじゃなく日産も開発しているそうです。こちらは数年内に市場投入だそうです。何だか、俄か に電池開発が進んでいるようです。
日刊工業新聞より 2014年 11月17日
日 産、航続距離400kmのEVを数年内に投入-正極材を3元系に変更
日産自動車は電気自動車(EV)の1回の充電で走行できる距離を「リーフ」に比べ約2倍の約400キロメートルに引 き上げる。既存のリチウムイオン電 池と同等サイズで、航続距離を約2倍にできる電池システムの完成にめどをつけた。市場投入は量産車開発の進捗次第だが、 順調に進めば数年内の早い段階とな りそうだ。
現行リーフの航続距離は228キロメートル。同400キロメートルのEVが登場すれば、使い勝手は飛躍的によくなる
電池の主要部材の正極活物質をマンガン系から3元系に変更することでエネルギー密度を大幅に高める。3元系はマンガ ンとコバルト、ニッケルを含む正極材で、エネルギー密度や電圧、安全性などのバランスに優れる。
加えて電池制御ソフトウエア技術により電力の使用効率を高めて航続距離を伸ばす。セパレーターは耐久性 の高いセラミックス系を採用。材料変更は少ないほか、電池以外の部品でコストを低減し、EVのコスト上昇を抑える。
3元系正極材は民生用電池やハイブリッド車(HV)用電池に使われているが、EV用は大型のため、日産 は結晶構造が安定して安全性の高い マンガン系を使っていた。「リーフ」の発売から約4年がたち、電池内のイオンの挙動や結晶構造との関係など知見が蓄積さ れ、3元系も安全に扱えると判断し た。
兎に角、画期的な電池の開発は世界のエネルギー事情を大きく変える可能性があるだけにエネルギーで苦労して来た日本 が次の世代のエネルギー大国になり 世界の平和をリードできるようになって欲しいものです。他のウシハクの国でなくシラスの日本が世界を導くことこそが世界 にとって幸せなはずですから。
第 543回の『米教科書に「強制連行」』で取り上げたアメリカの教科書の是正を外務省が出版社に要請したそう です。
外務省もたまには仕事をする気になったのでしょうか。それとも、たんなるアリバイ作りでしょうか。
産経ニュースより 2014.11.18
【慰安婦問題】 「日 本軍は14~20歳の女性20万人を強制的に徴用した」…史実と異なると外務省が米の高校教科書の是正を出版社に要 請
米カリフォルニア州ロサンゼルス市や同市近郊の公立高校で使用されている世界史の教科書に、旧日本軍が慰安婦を「強制連行」したとする史実と異なる記 述がされている問題で、外務省が同教科書の使用実態の調査に着手し、出版社に記述内容の是正を要請したことが17日、分 かった。執筆者にも修正を申し入れ る方針だ。
問題の教科書は、米大手教育出版社「マグロウヒル」(本社・ニューヨーク)が出版した「伝統と交流」。先の大戦を 扱った章で「日本軍は14~20歳の 約20万人の女性を慰安所で働かせるために強制的に募集、徴用した」「逃げようとして殺害された慰安婦もいた」などと、 強制連行があったかのように記述さ れている。「日本軍は慰安婦を天皇からの贈り物として軍隊にささげた」と明白な虚偽内容も含まれている。
また、日本の江戸時代を考察する項目で用いられている地図に「日本海(東海)」と韓国側の呼称も併記されている。慰 安婦と日本海呼称の箇所は、同じ執筆者が記述したという。
産経新聞が11月3日付で報じたことを受けて外務省は同日、在米の大使館、全総領事館を通じて米国の公立高での同教 科書の使用実態について調査に入った。
ただ、外務省は「一部高校に設置された専門課程で使用が認められている2冊のうちの1冊で、具体的な使用実態の把握 は困難な状況だ」としている。
さらに外務省は7日、在米公館を介し、マグロウヒル社に「慰安婦と日本海呼称問題で重大な事実誤認や日本政府の立場 と相いれない記述がある」として記述内容の是正を申し入れた。
これに対し出版社サイドは「日本政府の問題意識は共有した」として、責任者が17日以降に協議したいと回答してき た。執筆者とは同日現在、面会の調整を続けている段階だという。
日本と違って出版社に訂正を求めて受け入れられるのでしょうか。日本だと、検定がどうだとか、手続きが大変で、変更 されるまで何年もかかっていてイライラさせられますが、あちらは国が絡んでないのでしょうか。
いずれにしても、産経が報じてなければ、外務省は気が付くことも無いでしょうし、気がついても知らんぷりで通してい たような気がします。
この抗議も後を見張っていないと、何時の間にか立ち消えになっていたなんてことになりそうな気がします。日本の外交 の癌外務省を何とかしてもらいたいものです。