今回の旭日旗問題について産経の名村さんが、分り易く顛末を書いてくれています。ちょっと長いですが、韓国のバカさ加減を理解するのに役立つ貴重な文だと思うので全文を取上げさせて貰います。
これを、読めば、あの国とは絶対に付き合えないことがどんな平和ボケの日本人でも理解出来るのじゃないでしょうか。
ということで、日本人全てに読んで貰いたいものです。
産経ニュースより 2018.10.21
【ソウルから 倭人の眼】旭日旗、慰安婦像…韓国国民感情は国際慣行・合意まで覆せるのか
韓国南部、済州島(チェジュド)で今月行われた国際観艦式への参加をめぐり、海上自衛隊の自衛艦の旗「旭日旗」が韓国で標的にされたが、韓国側の言い分は今回も“国民感情”だった。騒動の末、日本が自衛艦の派遣を見送り、式典は何も問題がなかったかのように終了。日本がからむ韓国の国民感情の悪しき実績が、また一つ積み重ねられた。(ソウル 名村隆寛)
日本の不参加で不問に
韓国は国際観艦式への参加予定国に、11日の海上パレード中は艦艇上に自国国旗と韓国国旗だけを掲げるよう異例の通知をした。日本政府は、艦旗掲揚が国内法令で義務づけられ、国連海洋法条約上の船舶の国籍を示す標識に該当することを理由に反論し、結局、派遣を見送った。
ところが、海上パレードの映像で確認した限り、少なくともオーストラリア、ブルネイ、カナダ、シンガポール、タイの艦艇が韓国の要請にも関わらず、国際常識に従い自国の軍艦旗を掲揚。タイなどは国旗より相当大きな軍艦旗を堂々とはためかせていた。米国は軍艦旗として使っている星条旗を掲げた。
目の前を通り過ぎる参加国の軍艦に、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は敬礼し、各国海軍の代表と握手するなど終始、ご満悦の様子。旗をめぐるお達しなど忘れ去っているようだった。韓国ではその後も、軍艦旗掲揚は問題視されず、抗議したという話もない。
旭日旗だけは許せない
振り返るまでもなく、韓国は参加国の軍艦旗ではなく、海自の自衛艦が旭日旗を掲げることだけに難色を示した。軍艦旗を掲げた国は当然のことをしたまでで、事実、韓国は不問に付している。旭日旗さえなければ、どうでもいいのだ。
ただし、韓国では鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防相が直前まで「国際的な慣例には従うしかない」と自衛艦の旗の掲揚を認めるような発言をするなど、現場(韓国海軍)では正当な意見があった。それを覆し現場を混乱させたのが、またもや韓国の国民感情である。
今回の騒動で再度認識されたように、韓国で旭日旗の代名詞は「戦犯旗」であり、「侵略、軍国主義の象徴」と決めつけられている。旭日旗にこだわるメディアや市民団体、学者らは、日本との歴史問題の象徴にしている。
旭日旗を掲げた自衛艦は過去に何度も韓国を公式訪問しており、韓国海軍と定期的な共同訓練も行ってきた。しかし、旭日旗嫌悪の傾向は近年、一層強まっている。サッカー日韓戦で日本のサポーターが観客席で旭日旗を掲げたことなどを機に「旭日旗=戦犯旗」のイメージが広まっている。
示しつかず
旭日旗が社会で物議をかもす中、韓国はすべての参加国に「軍艦旗(自衛艦の旗)を掲げないでほしい」と通告し、対象が日本だけでないことを示した。日本への配慮かもしれないが、苦肉の策だ。
多くの国が韓国の意向を無視し、軍艦旗を掲げたことを文大統領以下、韓国は黙認した。ただ、旭日旗を掲げた自衛艦に文氏が敬礼する姿を見れば、韓国世論からは間違いなく強い批判が起きていたことだろう。李洛淵(イ・ナギョン)首相は日本に対し「国民感情への配慮」を求め、韓国外務省も日本に同様の要求をした。韓国政府としては、大統領が旭日旗に敬礼することは、反対世論の手前、示しがつかなかったのだ。
韓国陸軍のベテランOBは、今回の顛末(てんまつ)について苦笑しつつ、「軍として日本への礼儀を欠いた」と素直に恥じ入っていた。だが、最近の韓国で、こうした意見が表に出てくることは、まずない。
日本政府は、海上パレードで参加国艦船が韓国国旗と自国国旗以外の旗を掲揚し、韓国政府が黙認したことを指摘。文大統領が乗った揚陸艦に李氏朝鮮時代の水軍隊長旗が掲揚されていたことについて韓国政府に抗議した。韓国の行為が自らの通達に反し、明らかに矛盾しているからだ。
だが、韓国では日本側の抗議などお構いなしだ。
日本と国民感情をはかりにかければ
与党「共に民主党」などは、「戦犯国として最低限の恥も知らない」「韓国海軍の歴史と象徴である水軍隊長旗と、われわれの領土を侵略した加害国が戦争犯罪に使った旭日旗と比べることができるのか」と逆に反発し、日本に「過去に対する徹底した反省と謝罪」を求めている。さらには「東アジアの未来に日本はいない」とも言い放った。
韓国にありがちな、世論を意識した主張である。日本との関係と国民感情をはかりにかければ、国民感情の方が重い。これが韓国の実態なのだ。他の国には決して言えないことが、日本にだけは「歴史」を理由にして何でも言う。それほど日本は軽く見られてきている。
本来ならば、「国際慣例に従うしかない」と国民世論を説得すべきところだが、韓国では軍艦旗(旭日旗)よりも、それに反発する反日世論の方が重み がある。説得はやっかいなことなのだ。韓国政府は国民感情を優先せざるを得ず、世論を敵にしたくない政治家は迎合する。そちらの方が楽なのだろう。
慰安婦像と根は同じ
韓国国民の何割が、国際慣例などに反しつつも旭日旗掲揚に反対したのかは不明だが、韓国でこういう類いのものは“言った者勝ち”となる。唯一、日本がからんだ場合には。
ソウルの日本大使館と釜山の日本総領事館前に設置された慰安婦像が代表的な例だ。前大統領の朴槿恵(パク・クネ)氏も在任中、慰安婦像の撤去を求 める日本を尻目に、国際的な儀礼に反するにも関わらず、「市民がやること(慰安婦像設置)に、ああしろこうしろとはいえない」と開き直っていた。
慰安婦問題の最終的かつ不可逆的な解決を約束した日韓合意について文在寅大統領は、「合意の破棄や再協議はしない」と言いつつも、「国民感情」を 理由に合意の検証をし、慰安婦問題が解決していないとの立場を示した。政権が違っても、今の韓国では国際的に非常識で礼を欠く行為であろうが、国内・国際 法に違反しようが、国民感情が勝っている。“異論”は抹殺される。
これは、日本にだけは通用するものだと、韓国では思い込まれている。救いは日本が韓国の要求を拒み、自衛艦を派遣しなかったことだ。旭日旗を自衛 艦から降ろさず、日本は韓国に屈しなかった。だが、国民感情を前面に出し、韓国では今後も、日本への言いがかりが続くことは十分予想される。
言いがかりを世界に
2014年の仁川アジア大会で、日本のホッケー選手が地元の女子高校生に記念として善意でプレゼントしたバッジに旭日模様があったことが問題視さ れる韓国。日本の航空会社の機内食の食器の一部に「旭日旗を連想させる放射線状のデザインがある」と航空会社に難癖をつけ、なくさせた大学教授がいる韓 国。
カニ入りハンバーガーの包み紙に描かれたカニの絵が「旭日旗に似ている」という冗談のような騒ぎも昨年あった。放射線の模様はすべて旭日旗に結びつくのか。日本には放射線状の「光背」を背にした仏像や仏画があるが、こちらへの抗議はさすがにない。
それよりも、今回の旭日旗騒動を機に韓国では、「旭日旗=戦犯旗」を世界に広めようという主張が出ている。旭日旗バッシングをライフワークにしている誠信女子大学の徐敬徳(ソ・ギョンドク)教授は、観艦式を前に45カ国の海軍に「日本の海上自衛艦旗は戦犯旗」と主張するメールを送ったという。
韓国紙によれば、徐氏は「世界にこうした事実を広く知らせ、日本が旭日旗を二度と使えないよう世界的な世論を形成しなければならない」と訴えている。
共感する仲間を世界に
世宗大学の保坂祐二教授(韓国籍)に至っては、ラジオの時事番組で「日本の軍国主義を象徴するすべてのものを韓国国内で使用できぬようにする法案を国会で通過させるべきだ」と述べ、「旭日旗禁止法」の制定を提唱。「世界に訴えることができると思う」とも語ったという。
韓国では旭日旗について「アジア諸国では侵略戦争と軍国主義の象徴と考えられている」(韓国紙)といわれているが、このように旭日旗に反発してムキになり、感情的なのは韓国ぐらいである。中国などはむしろドライに見ているようにうかがえる。その韓国が独りで騒いで、共感してくれる“仲間”を世界に求めようとしているのだ。
国民感情を背にした韓国のこうした感情的な動きは、同時に韓国の姿を自ら世界にさらけ出している。
保坂氏は「日本が韓国を国際法を守らない信用できない国として追い込みかねない。間違えば日本の戦略に飲まれてしまう可能性がある」と親切にも韓国社会に忠告までしている。
日本に対する韓国固有のいちゃもんや言いがかりは今回が初めてではない。日本に対しては、合意、約束の覆しを繰り返している。
韓国では、相手が日本であるならば、国民感情が国際的な慣行、合意、約束をひっくり返せると信じている者が少なくなく、彼らの主張がまかり通っている。今回はその一つの過程である。国民感情にお上が口を出せない限り、似たようなことは繰り返されていく。
やはり、どうあっても付き合ってはならない国です。日本の取るべき道は、未来永劫の国交断絶しかないでしょう。
これまでに付きあって来てどれだけの被害を受けて来たかを知れば結論は自ずから見えています。
その日も近いと信じましょう。それが出来れば、日本は素晴らしい国になることは間違いなしです。もうすぐです。