EUが、Chinaのエネルギー分野への投資を認めたそうです。やはりEUはまだまだChinaの恐ろしさが分かってないのでしょうか。
と思っていたら、宮崎さんが面白い考察をしてくれています。何と、日本がChinaをロシアと組んで押さえたいように、ヨーロッパはChinaと組んでロシアを押さえたいという考えがあるのだそうです。これは目から鱗です。やはり、自分の事ばかり考えていると本質が見え無くなるようです。
となると、Chinaの撲滅もそうは簡単ではないのかも。それだけに、やはりトランプさんの再選が必要です。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和2年(2020)12月18日(金曜日) 通巻第6735号
EU、中国との投資協定に最終合意か
中国のエネルギー分野への投資を認める
バイデン次期政権にブロー。
米国はEUに強い圧力をかけてきた。問題の核心はチャイナであり、米国から見ればロシアの軍事力より、中国の軍事力のほう が脅威である。EU諸国にとっては地政学的にロシアが脅威であり、その背後を脅かす中国はむしろ『友好国』として扱い、中国 資本の進出には歓迎路線を堅持してきた。
苛立つ米国はNATOの防衛費負担増額を要求する一方で、中国からの欧州投資、とりわけ重要なIT、通信機材、エネルギー など国防上枢要な分野への投資を認めないとする基本方針をEU諸国は了解してきた筈だった。
たしかにドイツは国防技術をもつドイツ企業の中国資本の買収に関しては監視を強め、直近でも幾つかのM&A案件をキャンセ ルさせている。
EUの枢軸は独仏。メルケルとマクロンは17日に協議したが、「中国からのエネルギー分野への投資を認可する『EU中投資 協定』が最終合意に近い」と、EU観測筋が予測していると『サウスチャイナ・モーニングポスト』(2020年12月17日) が大きく報道した。
その途端、マクロン仏大統領がコロナに感染していることが判明した。
EUの動きはトランプ政権以来すすめてきた重要分野からの中国排斥の動きに同調してきた筈だったのだから、その基本姿勢の 変更であり、いかに親中派のバイデン次期政権といえども、不愉快な出来事である。
宮崎さんはトランプさんの再選は半ば諦めているようですが、それが現実なのかも。
とは言え、何としてもトランプさんの再選は諦めたくない。トランプさんの逆襲に期待します。