ラムザイヤー教授の本を不二雄かさんや山本さんが編訳してハート出版が出してくれたようです。
まだ、翻訳されていなかったのでしょうか。何にしても翻訳されたのはありがたいことです。
これで、ラムザイヤー教授への恩も少しは返せたのじゃないでしょうか。
宮崎さんが書評で取り上げてくれています。高橋洋一さんも評価してくれているようです。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和五年(2023)12月12日(火曜日) 通巻第8045号
書評
『韓国が広めた間違いを正してくれた』(高橋洋一)
『慰安婦の理論的実証的研究の金字塔』(福井義高)
J・マーク・ラムザイヤー著 藤岡信勝&山本優美子 編訳
『慰安婦性奴隷説をラムザイヤー教授が完全論破』(ハート出版)
発売前からアマゾンではベストセラ一位をつけている。
ハーバード大学教授のJ・マーク・ラムザイヤーは、左翼が誹謗中傷する標的とされ、物騒な脅迫が繰り返された。
かれらは攻撃するはるか前からアカデミーの世界で、地道な慰安婦制度の研究を続け、多くの論文、著作があるラムザイヤー教授に対して、過去の作品をろくすっぽ読みもしないで、或る政治勢力が激しく氏を攻撃し続けた。抗議、非難、恐喝の文言はほぼ同じで組織的だった。元凶は在米韓国人の極左グループだった。
セオリーにはセオリーで反駁するのが、論争の基本鉄則である。
そもそもラムザイヤー教授はハーバード大学で法と経済を教える碩学。データをしっかりと把握して論理性に一貫した組み立てで言論活動を展開している。
「かれら」はまともに議論したら自分たちがそもそも論理破綻していることを自覚しているから、論争には応じないで、ひたすら穢い言葉でキャンペーンを張るのである。この遣り方は世界中の左翼に共通する。この手合いは日本にもごろごろいる。学問的研究より政治優先だからである。
「慰安婦問題を論じる海外の学者のほとんどは『慰安婦=性奴隷説』を盲信している。性奴隷説ばかりの英語の文献に頼っているようだ。彼らは必ずと言っていいほど慰安婦問題を人権問題にすり替え、被害者話を検証もせずに鵜呑みにして反日感情を露わにする。そのくせ、彼らこそが最大の人権侵害の常習犯なのである」(「はじめに」から)。
『すり替え』は左翼の得意技である。かれらを説得するのは不可能に近い。なぜなら完全に脳幹が洗脳されているからだ。
さて慰安婦性奴隷説なるものは吉田清治という出鱈目な輩が口から出まかせに言い出した嘘を朝日新聞が無責任に垂れ流したことで始まった。
慰安婦も娼婦も年季奉公の契約で合理的な、法律的保護の元でビジネスに徹底していたのである。また収入は当時の労働者のレベルより遙かに良く、貯金も出来たし契約が終われば自由な身となった。休みの日には映画にも行けた。海外への出稼ぎ組は日本に休暇をとってかえることも出来た。
こんな性奴隷はいない。
売春はそもそも人類の歴史はじまって以来存在してきたし、女衒、斡旋業者がいて契約という近代的概念のもとで成立していた。ヤクザや悪質な斡旋業は韓国やシナのはなしである。
本書の後半「補遺」の箇所に「からゆきさん」のことがでてくる。
映画にもなったのは左翼作家・山崎朋子『サンダカン八番娼館 』(文春文庫)だ。実際に娼婦と暮らして、その生活や女性の生き方の逞しさを描いた。山崎女史の歴史解釈はすべて間違いだが、当時の「からゆきさん」たちの暮らしぶりがわかる。
サンダカンはボルネオ、現在のマレーシアの北ボルネオでコタキナバルから長距離バスがでている。評者(宮崎)も、五年ほど前にコタキナバルで三泊したことがあり、サンダカンにも足を伸ばそうと現地の旅行代理店に聞くと、「治安が悪い」と断られた。
「ただし、コタキナバル郊外に『からゆきさん』の御墓が存在しているので、行きますか?」と言うので車をチャーターして出かけた。
幹線道路沿いに、ちょっとした小丘があって、整備されたコンクリートの階段を登ると、囲みがしつらえてあった。ちゃんと祀られているのだ。
海外で、戦局が悪化して帰国できなかった悲劇の娼婦らを、こうして静かにお祀りしていることに、日本人の、そして現地マレーシア協力者らの慈悲深い、やさしい心情を思った。
マレーシアのからゆきさんのお墓には感動しました。多くの女性が苦労されたのでしょう。
それにしても、マグザイヤー教授という骨のある教授がこの本を書いてくれたことには感謝しかない。
Koreaにとっては最悪の敵でしょう。ザマア見ろ。
サウジアラビアは最悪の道を選んだようです。何と、アメリカからChinaへ乗り換えだそうです。
まさか、これでChinaが生き残るとは思えないだけにサウジはChinaと共倒れとなるのでしょうか。
宮崎さんが報告してくれています。サウジの未来も危ないがアメリカも危なそうです。やはりトランプさんの復活しか中東の安定は無理のようです。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和五年(2023)12月9日(土曜日)弐 通巻第8042号
「れっ?」。サウジアラビアが中国へ800名の留学生派遣
アメリカ人の中国留学はピークが1・1万人、いまは130人
欧米は中国批判を強め、とくに米国は孔子学院閉鎖、パンダ送還。中国からの留学生ヴィザは厳しく一年ごとの審査とした。
だが、中国の若者の米国留学熱は納まらない。
2018年統計でアメリカ人の中国留学は11000名もいたが、22年統計で130名。台湾への留学が480名ほど。殆どが語学留学である。ちなみに日 本からの中国留学は2017年に14700人だった。それが7900人、5519人となり2020年統計は2411名。日本の若者からも中国留学ブームは 去った。
この傾向とは反比例して、サウジアラビアは、今後五年間に800名(毎年150名前後)をサウジの若者から選抜して中国留学に派遣する。
中国とサウジは11月に通貨スワップを締結し、バイデン政権は慌てた。ドル基軸体制に亀裂が入ったからだ。
プーチンも反撃に出た。
12月6日、プーチンはUAEとサウジアラビアを電撃訪問し、石油ガス、ハマス問題を討議し、日帰りの強行軍。7日にはイランのライシ大統領をモスクワに迎えた。
このプーチン外交も又、バイデン政権を刺激する。あまつさえサウジとイランの修復を仲介したのが中国だった。
サウジが中国へ留学生を送り込む理由は語学研修であり、これから中国との取引が増えれば、中国語の通訳、中国語を操れる外交官が必要となるからだ。
2022年10月、サウジアラビア国営石油会社サウジアラムコと中国石油大手の中国石油化工(シノペック)が福建省に「石油精製・石油化学コンプレック ス」を建設し、2025年末までに操業を開始すると発表している。日量32万バレルの製油所と年150万トンの熱分解施設を含む施設を建設する。
サウジアラムコはサウジ政府が98・5%の株主で、2019年のIPOでは史上空前の256億ドルをあつめ、翌年にも増資して投資家の期待に応えたため、IPOでは294億ドルとなった。23年ウォール街最大のIPOはエヌビディアだった
2022年12月にはサウジラビアと中国は30件、合計300億ドルの投資に合意した。
グリーンエネルギー開発、水素、太陽光パネル、クラウド、医療プロジェクトなどで、プロジェクトが並んだが、具体的な工期や決済方法などは発表されなかった。
何だかおかしな様相です。世界はどんどんおかしくなりそうな気がします。最悪の場合もあるのじゃないでしょうか。
こうなると来年があるのか心配になります。さて、どうなることやら。
年末になるとねずさんが赤穂浪士を取り上げてくれることが多くなります。その事件は子供の頃にもテレビ等で良く見る機会があったものです。
何も知らないので、単なるバカ殿の仇を浪士達が打つという単純な物語として見ていたものです。
ところが、その裏には日本の国体に関わる問題が関わっていることをねずさんが教えてくれています。
これを知って、新にもう一度忠臣蔵をじっくりと見てみたいものです。きっと、子供の頃とは全く違った感動があるのじゃないかと期待してしまいます。
と言うか、日本人が国体を忘れた今こそこの忠臣蔵を放映する意義があるのじゃないでしょうか。
ねず さん のひとりごとより 2023/12/11
赤穂浪士の討ち入り事件
・・・略
ドラマ化しています。しかし浅野のお殿様は赤穂五万三千石のお殿様です。そのお殿様ともあろう方が、年寄りにすこしイビられたくらいで、逆ギレして刃 傷に及んだというのなら、それはあまりにも浅はかだったということになります。赤穂藩の藩士たちや、その家族、そして藩の民に対して、それは殿様として、 あまりに無責任とはいえないか。さらにいえば、そのような殿のために、家臣が討ち入りまでしているということは、すこし筋が違うのではないか、という疑問 です。
なるほど鋭い指摘です。赤穂浪士の物語の醍醐味【だいごみ】は、実は、そんな疑問から始まるのです。そして浅野内匠頭と赤穂浪士の活躍は、実はその後の日本の歴史を変えたのです。・・・中略
播州赤穂藩の浅野家は、そうした日本古来の思考を重要視した山鹿素行【やまがそこう】によって、藩の教育が施された藩です。山鹿素行は陸奥国会津藩の白 河浪人山鹿高道の子で、六歳で江戸に出て、九歳のときに林羅山の門下生となって朱子学を学び、十五歳からは小幡景憲【おばたかげのり】、北条氏長【ほう じょううじなが】のもとで甲州流軍学を学び、さらに廣田坦斎【ひろたたんさい】らから神道を学んで、山鹿流兵法の私塾を開いた人です。その山鹿素行の著し た『中朝事実』は、「万世一系の天皇陛下を中心に仁政と平和が続く本朝こそ中華なり」と説く書で、これが江戸で大人気となるのですが、これが徳川将軍家の 権威を貶【おとしめ】るとされて江戸所払いとなり、赤穂藩の二代目藩主だった浅野長友【ながとも】に招かれた人物です。
その山鹿素行の教えは、
「君、君たらずんば自【みずか】ら去るべし」というものであり、
「凡【およ】そ君臣の間は他人と他人の出合【であ】いにして、其【そ】の本【もと】に愛敬【あいけい】すべきゆゑんあらず」というものです。つまり「主君 の為に死ぬことは愚【おろ】か」だと説き、武士は命を大事にして蛮勇【ばんゆう】に走らず、正しく生きるべきであるという教えです。
このような教えを心胆【しんたん】に刻んだ播州【ばんしゅう】赤穂藩【あこうはん】の三代目藩主の浅野内匠頭【あさのたくみのかみ】が、吉良上野介とい うお年寄りにイジメられたからといって、こらえきれずに江戸城内で刃傷沙汰に及ぶ。もしそうであるのなら、それははっきり言って「バカ殿」です。そのよう な主君なら「さっさとその藩から立ち去りなさい」というのが山川素行の教えです。ましてそのような「バカ殿」のために江戸市中で討ち入りなどという狼藉を 働くなど、山鹿素行の教えではあり得ないことです。にもかかわらず、元赤穂藩城代家老の大石内蔵助【おおいしくらのすけ】以下の赤穂四十七士は、山鹿流陣 太鼓を叩いて、吉良上野介【きらこうずけのすけ】邸に討ち入りをしています。これはいったいどういうことなのでしょうか。…中略
それにしても、あの忠臣蔵にこんな日本にとっての根幹の問題があったとは想像もしませんでした。
こうして、戦後の日本は徹底的に貶められてきたことに改めてアメリカ人の意地の悪さを思い知らされました。
Koreaの水は飲めないようです。あの清潔好きのKoreaなら水道が汚染されているのもとうぜんでしょう。
その凄まじい水について「にほんのチカラ」が詳しく取り上げてくれています。それにしても、こんな素晴しい国の水を飲みたくて態々旅行する日本人は余程毒に強い自信をお餅なのでしょう。
そんな素晴しい人達だから日本にも平気で苦情を言い立てるのでしょう。
中国も同じようです。「もっと知りたい!日本と世界経済」が取り上げてくれています。
久し振りに香川を紹介した動画を見つけました。そう言えば香川は日本一小さい県だったことを思い出させてくれました。
それでも、端から端までは結構広くて営業をしている頃には広すぎると嫌だったものです。ちょっと贅沢な考えだったのかも。
やはり、香川はうどんが特徴ですね。
日本の面白地理【ゆっくり解説】より
狭い県にも沢山の見どころがあるようです。もっと見直しても良さそう。