アメリカが正常に戻ることが出来るかはトランプの復活がなるかどうかに掛かっていると期待していますが、どうやら上院選挙が復活したトランプさんを助けることが出来るかどうかの問題のようです。
アメリカ国民はどうするのでしょうか。何とか目覚めて貰いたいものです。
一方、欧州は目覚めはじめたようです。
宮崎さんが報告してくれています。今度こそ世界が目覚めてくれることを期待したいものです。まだ、甘いのでしょうか。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和六年(2024)3月12日(火曜日)
通巻第8173号 <前日発行>
トランプ「次期政権」は上院で多数派をとれるか?
米国上院選挙の帰趨がトランプ外交を左右する
大統領選挙の結末はすでに見えている。
トランプが暗殺されない限り、おそらく圧勝だろうが、問題は上院の帰趨にかかっている。現在、米国連邦議会上院は、民主党51 vs 共和党49。つま り上院を支配しているのはバイデン与党。党則を越え、もし民主党側から一人でも共和党案に投票が流れ、50vs50となっても、この場合、議長の副大統領 が採決に加わるから、与党の政策が成立しやすい。
11月に「改選される上院議員の議席は34議席。現在、このうちの23議席が民主党である。(米国の上院議員は定数百名で。二年ごとに三分の一が改選される)。
共和党に覆ることが確実視されるのはウェストバ支那原発のトリチウムが上限超え!福島第1処理水の最大9倍!福島みずほ、山本太郎、原発反対の連中、汚染水流すなの連中、出番ですよ!ージニア州、モンタナ州、オハイオ州だ。
また2020年にバイデン大統領が僅差で獲得した激戦州はアリゾナ、ミシガン、ネバダ、ペンシルベニア、ウィスコンシンである。共和党現職のテッド・ク ルーズ(テキサス州)とリック・スコット(フロリダ州)は、共和党が有利となっている。あと2席上積みできれ共和党が多数派となる。
それぞれの激戦州の状況を一瞥してみよう。
●オハイオ州
シェロッド・ブラウン上院議員(民主)が4期目に挑戦する。共和党からの厳しい標的に直面している。もうひとり非改選の上院議員は共和党の新人だが、ベストセラー昨夏でもあるJ・Dバンズ。
ブラウンは半世紀の政治家としてのキャリアを誇り、民主党の選対には1350万ドルもの潤沢は選挙資金があるという。
このブラウンに挑む共和党候補にはマット・ドーラン州上院議員と実業家のバーニー・モレノである。
ドーランはプロ野球「クリーブランド・ガーディアン」ズを所有しており、前回は私財数百万ドルを投じた。予備選挙は3月19日である。
●モンタナ州
モンタナ州のジョン・テスター上院議員は民主党で、1500万ドルの資金をすでに集めている。
共和党の対抗馬はティム・シーヒー。元ネイビーシールズ、イラク、アフガニスタンなどに従軍し数々の勲章にかがやく。23年6月に共和党予備選への立候補を表明し、24年2月にトランプの推薦を得た。
6月4日に予定されるモンタナ州共和党予備選には、元モンタナ州務長官ブラッド・ジョンソンら4人が出馬しており、前回2018年上院選挙でテスターに僅差で敗れた。最有力とみられていたが、撤退した。もう一人の候補ジョン・テスター陣営は1500万ドルを集めた。
●ウェストバージニア州
ジョー・マンチン上院議員が不出馬のため、共和党にとって明るい展望がある。マンチンは民主党を批判し、独自の戦いを宣言しているので、リバタリアン党かノーレーベルからの大統領候補となるのか、とくに第三党を目ざすノーレーベルの動静に注目が集まっている。
リバタリアン党は一時期RKJに接触したが基本政策が会わず、独自候補を模索中。ノーレーベルは3月8日に全国大会をオンラインで開催し大統領選への挑戦 を正式に発表したが、マンチンが辞退、ニッキー・ヘイリーにも打診したが断られた。候補に名前が挙がっているのは元メリーランド州知事のホーガン(共和党 だった)。
ウェストバージニア州の戦況だが、民主党から共和党知事となったジム・ジャスティス知事がトランプの支持を得ている。ジャスティス知事に対抗する共和党議 員6人のうち、共和党上院議員指名争いの最大のライバルは、アレックス・ムーニー下院議員だ。ムーニーはドルの金本位制復活を示唆する「ムーニー法案」で 知られる。
同州の予備選挙は5月14日。
●ウィスコンシン州
現職タミー・ボールドウィン上院議員(民主党)が上院議員3期目の当選を目指している。
ボールドウィンはウィスコンシン州議会議員から1999年に下院議員となった。第2下院選挙区の代表を務めていた。
共和党の実業家で不動産王のエリック・ホブデが2月に上院選に立候補を表明した。ホブデは2012年にも出馬したが、共和党予備選でトミー・トンプソン元知事に敗れた。
●アリゾナ
民主党から無所属に転じたキルステン・シネマ上院議員が再選を目指さないと発表したことで、激戦州アリゾナ州の上院選の注目は二人の候補者に移った。
民主党はルーベン・ガレゴ下院議員。共和党はカリ・レイク(女性。元テレビニュースキャスター)。民主党集会や支援者からガレゴ陣営は年初に1300万ドルを集めた。レイク女史はすでにトランプの支持を得ているので、最有力とされている。
●ペンシルベニア州
民主党のボブ・ケーシー上院議員は、州会計検査長官を10年間務め、2006年から上院議員。つぎも4期目に挑む。元知事の息子である。
共和党はデイブ・マコーミック支持で団結している。マコーミックは元ヘッジファンド幹部、ウェストポイント卒業、湾岸戦争退役軍人だ。共和党が奪回できるかどうかは未知数。
アメリカも一筋縄では行かないようです。それだけ共産党の仕掛けが巧みだということでしょうか。
こちらがヨーロッパの動きです。
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ポルトガル総選挙でも保守躍進
得票率いきなり三倍、やはり不法移民問題が最大要素
3月10日、投開票のポルトガル総選挙で与党社会党がおおきく得票を減らし、コスタ党首は辞任を表明した。賃金、インフレ対策で失策が目立ち、得票率は半減に近い。これでは、単独過半だった左翼政権は連立となるだろう。
第一党の民主同盟(AD)が29・8%、第二党のPS(社会党)は28・7%だった。三倍の大躍進はポルトガルの保守党「チェガ党」で2020年の7%から19%となった。
不法移民、治安対策で保守党への有権者の傾斜は、すでにフランス、ドイツ、オランダ、オーストリアで顕著となった。後者弐ケ国とイタリアでは保守政権が誕生しているし、もし明日フランスで大統領選挙となればルペンに当確ランプが点っている。
欧米のメディアは極左支配ゆえに保守を「極右」と表現しているが、日本のメディアがこれに習う必要はないのではないか。
近世においてポルトガルは日本と密接な関係を保ち、宣教使兼通訳だったルイス・フロイスは信長にも会って『日本史』を著した。大航海時代の主役エンリケ航海王もバスコ・ダ・ガマもポルトガル人である。
日本人もいい加減に目覚めないと世界に置いて行かれることになりそうです。それだけは何としても避けて貰いたい。
やはり、「いい加減に目を覚まさんかい、日本人! 」ですね。
何と、航空母艦から無人航空機を飛ばす時代がくるようです。そうなると、航空母艦など必要なくなるのじゃないかと思ってしまいまず。
一方Chinaは電磁カタパルトを狙っているようです。未来の戦争はどこへ向かうのでしょうか。
「まるしん ワールド」が、無人航空機をとりあげてくれています。
「もっと知りたい!日本と世界経済」は、Chinaの電磁カタパルトをとりあげてくれています。
電磁カタパルトはリニア技術を持つ日本こそが手掛けるべき技術だと思うのですがちょっと残念です。