ねずさんの百人一首に出会うまで、和歌には全く興味がありませんでしたが、あの本を読んで、こんな素晴らしい日本の伝統に興味も持たず、ましてや詠むこともせずにきた情けない人生を悔やみました。だからといって、一念発起で始めようともしないのが私の限界でしょう。全く、情けない。
そんな情けなさを又しても思い知らされました。題が「武田勝頼の妻と魂」だったので、何だ、勝頼の話題かと半ば見下していました。
ところが、最後にその妻が19歳と言うのを読んで、衝撃を受けました。なんという教養でしょう。昔の日本人はここまで勉強していたのかと恥ずかしくなりました。
やはり、日本の教育を一日も早く再生する必要があります。文科省に任せていたら日本人はどんどんバカになって行くでしょう。つまりは、奴等は日本の消滅を目座しているのは間違い無さそうです。
何時ものように全文をリンク元で読んでください。
ねずさんのひとりご とより 2019 年09月07日
武田勝頼の 妻と魂
・・・略
「玉の緒」というのは、魂の緒のことです。
魂は紐で肉体とつながっていると考えられていましたから、玉の緒が離れることは、死を意味します。
露と消える玉の緒であっても、ひとつの思いは消えることはない。
その消えない思いというのが、夫である勝頼と、今生では乱れた黒髪のような乱世を生きることに成ってしまったけれど、きっと 來世、平和な時代に生まれて、一緒に仲良く、長く一緒に暮らしましょうね。
というのが、この歌の意味です。
そして「黒髪の乱れる」は、和泉式部の歌から本歌取り。
「玉の緒」は式子内親王の歌から本歌取りしています。
前者は、死んでも恋し続ける想いを、後者は平和を願う歌です。
このとき勝頼の妻、わずか19歳。・・・以下略
やはり、寺子屋を復活すべきじゃないでしょうか。世界一の教育システムをここまで劣化させた戦後の罪は重すぎます。
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