朝から、三日連続の大雨に見舞われる中、2階の窓から見える鉄塔の近辺で火花がたち、大きな音の落雷があった。特に被害は出ていないので、避雷針に落ちたのかもしれない。今月は防災に関する話題が多い。安政南海地震の津波が紀伊国広村を襲った時に、稲の藁に火をつけて、村人を高台に避難させた濱口梧陵が目に浮かぶ。関東での醸造業で設けた私財を巨大堤防建設に費やし、家屋や田圃をなくし落胆する村人を自分たちの土地財産を守ることに導いた決断力は、政治家・事業経営者として、超優れた能力の持ち主だと思う。事業で成功した金や継承してきた所有財産を資金として、民衆のために使う、これがトップリーダーとしての価値ある役割であると思った。まさに、歴史から学ぶものは、人の生き方である。因みにこの醤油醸造業者は、現在でも続くヤマサ醤油である。
※、当時、巨大堤防建設の際に「住民百世の安堵を図る」と述べ、88年後昭和南海地震の津波が襲ったが、この堤防のために被害を減らすことができたのである。
※、当時、巨大堤防建設の際に「住民百世の安堵を図る」と述べ、88年後昭和南海地震の津波が襲ったが、この堤防のために被害を減らすことができたのである。