中央図書館のギャラリーで開催されている『色紙木石展』に行ってきました。平らな石や流木を色紙に貼って絵や字が自由に表現されています。だんじりを引き、屋根の上で踊るさまは、筆で微妙に描いたように思いますが、近づいて観ると確かに、か細い石が貼り付けられています。阿波踊りは、石の形の特徴を利用し、踊る女性を上手に表しています。野外センターの講習会で習った子供たちの作品もありました。色紙の斜め下には、松下幸之助の言葉「人間として最も尊い徳は、自分で身につけるしかない」とあり、気品と重厚さを感じさせる壁の台紙が周りを取り囲み、色紙を引き立てています。勿論、水石も置かれていました。「四年かけてここまで来ました」と、主催者の安食さんのいつもの味わいのある言葉が聴けました。アイディアマンであるだけにいろいろなインパクトある工夫がなされています。企業時代だけでなく、今でも和やかに話しながら人生の生き方を教えていただいています。新聞社の記者さんのインタビューが相次いでありましたが、是非、京田辺発の文化を感じ取り、その奥深さと価値を発信していただきたいと思います。市民の方はこのギャラリーに来ていただいていますが、市職員の方、特に文化振興室の方々、こういう展示会こそ、時間を割いてご覧になって、市民が何を発信しようとしているのかを主催者と会話し感じ取っていただき、市民ファーストを実践していただきたいと思っています。市の超変革の声もどこへやら、また秋風が吹きこころ寂しく過ごすのではなく、よりよい暮らしに自らが変えていく努力する市民でありたいと思いました。