沖縄での一人暮らし

延べ8年間、沖縄で一人暮らしをしました。歴史・自然・文化を伝えます。

ドルフィンブルー フジもういちど宙へ

2007-05-12 | 美ら海水族館
原因不明の病気のために尾びれを失ったイルカのフジと、飼育員、獣医、イルカ好きの少女、タイヤ会社の技術者たちのドラマ。

実話に基づいた映画が、今年の7月7日から全国で公開されます。
試写会が沖縄市で開催されたので、行ってきました。
久しぶりに、いい映画を観たなあという感じです。

すでに有名な話で結末はわかっているのですが、映画の中では見所がたくさん用意されています。

登場人物が、イルカのためを想うが故に、協調し、そして激しく対立する。
そしてとプロジェクトを成功させていく過程が巧みに描かれていました。

獣医が主人公ですが、飼育員の情熱のすごさを感じました。

人工尾びれの装着の是非を巡って対立した際に、イルカと30年付き合っている海獣課長が、「イルカが口を利いてくれたら」とつぶやくシーン。

人工尾びれを装着するか、イルカ自身の判断に委ねるシーン。

おじい役の区長(下の写真)が、「沖縄の良さを映画化してくれて、誇りに思う」と語りましたが、沖縄の暮らしや風景の素晴らしさにまず、感動しました。
ロケ地を探すためにスタッフたちが本部半島を探し回ったそうです。
海洋博公園のイルカラグーンのほか、瀬底(せそこ)島、古宇利(こうり)島、今帰仁城跡に近いある集落でロケが行われたようです。

沖縄の良さと、イルカのために情熱を傾ける人々の生き様に焦点をあて見事に映画化してくださった、プロデューサーの山上徹二郎さん、若い監督の前田 哲さんの”テツコンビ”に感謝です。

映画については、 映画『ドルフィンブルー フジもういちど宙へ』オフィシャルサイト

実話や現在の様子などは、 MouRa|イルカ、フジ|美ら海 イルカ日記

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