![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/cf/72426148b43b97fedd3274f1c8048265.jpg)
昨日は、大変な地震でした。
繰り返し、何度も、大きく揺れました。
ビルの1階が仕事場なので、大きな地震のたびに、3回も外へ飛び出しました。(ガラス落下の危険もあったけど)
首都高速道路の照明ポールが、左右にメトロノームのように大きく、揺れ動いていました。
超高層ビルも、ゆらゆら揺れ動くのが、怖かった。
イチョウの街路樹も、揺れ動き、大地が揺れているのが分かりました。
電車や高速道路の交通機関が止まり、街中の道路は渋滞。
歩道には、歩いて帰宅する人達であふれていました。
夕食を調達した後は、職場で夜を明かしました。
それにしても、時間を追って判明する被害の大きさ。
………
陸前高田、宮古…。昔、訪れた街です…。
防衛省が撮影した空からの津波。
津波が怖い。河口部の地盤の低いところが、壊滅的な被害。
津波は、どうやって防ぐことができるんだろう。
今の対策は、過去の地震などから想定される震源地と、地震の大きさを仮定し、それによって生じる津波の高さを海岸ごとに定める。
静岡県では、東海地震が起きた場合の想定津波高さを算出し、個々の海岸堤防や、河川の堤防の高さを定めていた。
http://www.e-quakes.pref.shizuoka.jp/data/pref/higai/houkoku/pdf/h02_05.pdf
今回の大地震で生じた津波は、想定された津波高さを、上回ったのだろうか。
想定した津波高さに、対策が追いつかなかったのだろうか。
岩手県の津波ハザードマップ(名取市)を見ると、高さ4メートルの津波を想定して対策を取っていた。
街を襲う津波が、河口付近から内陸部まで侵入し、大きな犠牲をもたらした。
災害は、この予想マップをはるかに超えて、生じている。
想定が低すぎたのか、地震が想定以上だったのか。
http://www.pref.miyagi.jp/sabomizusi/bousai/bou-ht2.html
宮城県の津波ハザードマップ(南三陸町の志津川)では、浸水区域はあらかじめ想定されていた。
チリ地震の津波浸水区域と宮城県沖地震の想定浸水区域がほとんど同じということは、対策が進んでおらず、同じ被害が起きるということ。
今の対策では、津波に対応できないことを、住民にお知らせてして、避難を呼びかけるものだ。
避難訓練や防災無線があったが、無事避難できたのだろうか。
⑦公立病院(志津川病院)屋上は、220人が避難しているとNHKで中継があった病院だ。
http://www.pref.miyagi.jp/sabomizusi/bousai/img/bou_ht5-1-3.JPG
三陸沖では、過去に大きな地震が2回も起きていた。
岩手県の宮古市にある田老町では、明治以降2回にわたる大津波でそれぞれ千人規模の死者を出したことから、長年月をかけて「田老万里の長城」とも呼ばれる全長1350メートル、高さ10メートルの防潮堤を築き上げた。
その後のチリ地震の津波でも、人的・物的被害がなかったことから、消防庁長官賞を受けている。
http://www.bousaihaku.com/cgi-bin/hp/index2.cgi?ac1=B742&ac2=&ac3=1574&Page=hpd2_view
しかし、これを海岸沿いのすべての街で行うのには、住民の合意と予算など大変な努力が必要だ。
津波の到達は早い。夜中だと逃げることもままならない。
・木造家屋の多いところでは、夜中でもすぐに逃げ込める、津波避難ビルを数多く指定すること。
・居住地の地盤をかさ上げて、マンションに変えていくこと。
・津波を防ぐ堤防を築くこと。
・被災地の復興に当たっては、田老町のように、しっかりした防災街づくり計画を合意形成すること。
・津波の高さ、避難地・避難ビルを知らせる標識、防災無線、携帯電話など通信体制を構築すること。
http://www.bo-sai.co.jp/tunamihyoujiban.htm
お亡くなりになった方々のご冥福と、被害にあわれた方々のお見舞いを申し上げます。
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