午後から、参議院候補予定者の西田昌司さんと一緒に、綾部市内を街宣した。ところどころ、8ヶ所で車を降り、スポット演説もしていただいた。
夜は、自民党総集会を開催し、西田さんのお話を聴いた後、意見交換の時間も持った。
演説の内容は素晴らしかった。あれほど、理論的な政治家の演説はなかなか聴いたことがない。少子化問題や地方分権、日本の格差是正の話も、ああいう切り口があるのか、と感心した。
聴いた方は納得をしていただいたと思うが、参議院選挙のような大きな選挙になると、なかなかゆっくり主張を聞いていただく機会がとれない。ムードだけだと民主党が勝ちそうな雰囲気だが、それでは日本のためにはならないと今日改めて確信を深めた。
社保庁改革でも、自民党が社保庁の「お役所体質」を改めるべく、国家公務員から民間組織の職員に変えると提案しているのに対して、官公庁の労働組合が重要な支持基盤の民主党は「国家公務員としての地位は保障しながら…」と曖昧なことを言っている。
ここにも何度も書いているが、山縣有朋以来の日本の官僚制度にメスを入れない限り、改革は成し得ない。ここで改革を止めれば、痛みだけしか残らない。痛いからといって治療を止めれば、体はどうなるか。自明の理だ。
大仁田も訳の分からないことを言って、参議院の比例を辞退した。「夏休みになったら、若者が投票に行かなくなる」という暴論にはあきれた。
前回の出馬は話題性という意味では、勝っても負けても、彼のタレント価値を上げたから出たのだろうが、今回は、もし大敗すればタレント価値に傷がつく、という程度の判断だろう。
「衆院の優越」というのは、憲法に定められていて、その中で参院は存在価値を示すことができなければならない。それができなかったことを他人のせいにするのは、ちょっと違うと思う。