東京にいた頃、「従軍慰安婦だった」という女性2人の記者会見の場にいたことがある。
衆院選に出る準備中だという伯父の知人とあるパーティで出会い、「手伝いに来てよ」と誘われて、初めてその事務所に行ったら、そこが記者会見場所だった。
何が起こっているのかの事情すらつかめず、選挙と何か関係があるのだろうか?と漠然と不思議に思いながら、人の多い事務所の端っこで体を小さくして立っていた。
その「従軍慰安婦」を連れて来たのは、鳩山由紀夫事務所の秘書で、新党さきがけの事務職員の名刺をくれた。
当時、新党さきがけに所属しておられたその候補は、選挙直前に立党した民主党に合流され、比例復活だったが、見事当選をされた。
その候補者が、選挙戦で「慰安婦問題」を取り上げるようなことはなかった。知名度のない落下傘候補だったので、マスコミが飛びつくようなネタを党が用意して、「名前売り」を少し手伝ったのかなあと今になると思う。
米議会で、「従軍慰安婦」に関する決議が通った。
政治的思惑を強く感じ、違和感を覚える。
日本人が謝罪するにしても、反省するにしても、先の大戦の歴史事実を改めて調査し、日本人による総括が行われなくてはならない。
その過程では、アメリカの原爆投下や欧米によるアジアの植民地支配についても、再確認をしていかなければならない。アメリカは自らの罪を糊塗しようとしているように思えてならない。
その尻馬に乗って、国を滅ぼそうとしているのは誰なのか?正確に見極めなくてはならない。