24、25日の2日間、綾部政経懇話会の「きのえ温泉と大和ミュージアムの旅」に参加した。
24日は綾部も大雪となり、奥上林の皆さんの到着が遅れたため、出発が30分程度遅れたが、その後の行程は順調に進んだ。
しまなみ海道を渡り、大三島に下りた。隣りの因島などは広島県だが、大三島は愛媛県に所属している。
島にある大山祇神社は伊予国一ノ宮であり、三島水軍の根拠地だった。室町時代末期に鶴姫という宮司の娘の女傑が出て、活躍したそうだ。しかし、案内人の女性は、そういう歴史のことを聞いてみても、あまり知らない様子だった。
その後、伯方の塩の三島工場を見学した。 伯方の塩はスーパーなどでもよく売っているが、塩田が禁止された後、消費者運動としてミネラル自然塩の復活を目指す動きが起こり、誕生した会社だそうだ。
塩は人間の体に欠かすことができないが、洗濯や掃除などにも利用価値があるそうだ。
その後、フェリーで大崎上島に渡った。
宿泊先である「きのえ温泉」の清風館に入った。温泉は塩分が強かった。伯方の塩を見学した後だったので、体を消毒する効果があるのかもしれないと思った。
夜は宴会となり、熊内会長の後で、挨拶をさせていただいた。 料理が美味しかった。団体旅行の料理はたいてい美味しくないのだが、最後に出てきた「ひじき混ぜご飯」が美味しかった。
二次会会場の前にうどん屋さんがあり、きつねうどんを食べ、その後、別の方からラーメンも食べろとラーメンも食べさせてもらった。
2日目はフェリーで、呉港に渡った。 海の風は体が洗われるようで気持ちが良い。人は海から生まれてきたので、海には良い効果があるのだろう。
呉では、大和ミュージアムに行った。2年前に消防の旅行でも行ったので、2度目だった。 大和の最後の航海は沖縄に向かう特攻作戦だったので、乗組員の悲壮な覚悟の様子が展示されていた。
大和の建造には当時の技術の粋が尽くされていた。工程表などが細かく計算され、コスト削減にも最大の配慮がされていたそうだ。戦後の自動車生産技術などにはこの建造技術が生かされたということだった。
呉市内で昼ご飯を食べ、後は延々と高速道路で綾部まで帰ってきた。着いたのは20時前だった。