四方源太郎日記(京都府議会議員・綾部市選挙区)

これからの綾部のために、さらなる「挑戦」を!

都市計画マスタープラン

2011年10月14日 | 論評・研究

■市の監査

 9時半から、市監査委員会事務局にて、フロンティアの清山荘の指定管理受託について、市監査委員の方々から監査を受けた。

 “監査”は初体験だったが、ああいうふうに行われているのかと、大変参考になった。

 行政的な物の考え方も分かって、興味深い体験だった。

 いつも府議会の委員会等では、府会議員が監査委員のような立場で質問している。
 列の先頭に座る部長の後ろで課長さん達が慌しく、質問への対応をしておられる、そちら側の気分になった。

 質問にうまく答えられたときは、さぞ“快感”なんだろうなと思った。

 

■寄り添う姿勢で

 《げんたろう新聞》を配っていただくお願いに回りながら、ご相談いただいていた災害現場を見に行ったり、道端におられた自治会長さんとお話したりして、昼は土地利用に関するご相談を聞きに市内の経営者の方のところへ伺う。

 事務所に戻って、午後は来客。

 府の綾部総務室長と土木事務所の企画調整室長にお越しいただき、府から中上林地区自治会連合会への要望回答文書について、指摘していた部分の訂正結果を見せていただいた。

 今回、中上林地区の要望に関しては、綾部総務室長に事前調整をお願いして、局長はどうしても都合がつかなかったが、副局長と土木事務所長に対応していただき、実行を即答していただいた案件もずいぶんあった。

 また、後日、土木事務所で検討していただいて、地元で最も強く要望しておられた上林川の大手橋下流で、昔から“イズ”と呼ばれている深みの浚渫もしていただけることになった。

 せっかく府もいろいろと要望に応えて努力していただいているので、その点はもっと強調することと、今すぐにやれないことであっても、行政文書的な素っ気ない断り方はやめて、住民に寄り添う姿勢で文章を作ってほしいとお願いをして、書き直していただいた。

 夕方、市森林組合にお伺いした。
 四方組合長さんから全国で導入されている《森林環境税》のことや森林整備における課題について、現状を聞かせていただいた。

 18時半、綾部恵比寿神社奉賛会の総代会に、並松商工会の会長として出席。

 

■都市マスタープランを勉強

 19時半からは、自民党綾部支部政策委員会の勉強会に出席。
 今回は相根一雄政策委員長の企画で、㈱パスコ関西事業部の後藤修次課長(技術士:総合技術管理部門、建設部門ー都市及び地方計画)から、『都市計画』についての講演をしていただいた。

 パスコは相根委員長が大学を出た後、約30年勤めておられた会社で、今回はそのツテで後輩を大阪から呼んでいただいた。
Dscf2566 Dscf2569  後藤課長からは、わずか30分のうちに、都市計画全般のことや綾部市の人口動態や都市計画の内容、今後の都市計画マスタープランがどのような意義を持つかについて、分かりやすく説明していただいた。

 専門家すぎて、あまり個別のことには触れらなかったが、その後の意見交換では2時間ほど、素人・玄人がいろいろと質問をした。

 僕個人としては、綾部市の発展のためには、地元合意ができる地区は市街化調整区域を外して、いわゆる白地地域(都市計画区域外)にすることと、綾部地区や中筋地区など、市街化区域が多い地区はできるだけ市街化区域を広げ、用途地域も見直して、さらに住環境を良くしていくことが必要ではないかと思った。

 国や京都府との協議など、ハードルは高いそうだが、地元の合意形成がまず重要で、それがなければ国や府との協議にも入れない。

 地元合意を証明するのが《都市計画マスタープラン》で、ここに大胆な改革案を盛り込めるよう、住民は意見をまとめて、市議や都市計画審議会委員にしっかりと働きかけていくことが重要だ。
 相根さんがいつも「都市マス、都市マスが重要なんや」と言っておられることの意味がよく分かった。
Dscf2577  次の自民党綾部支部勉強会は、《道路計画》をテーマに行います。
 綾部の“地の利”を生かした道路整備による活性化の方策を話し合います。


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