四方源太郎日記(京都府議会議員・綾部市選挙区)

これからの綾部のために、さらなる「挑戦」を!

消費増税について

2011年12月02日 | 論評・研究

 一川防衛大臣が、野田内閣のとんだ“足ひっぱり”になってしまっている。一川大臣は三重大学出身なので、ちょっと残念なことだ。

 山岡大臣といい、小沢グループの大臣はやっぱりダメなんだなあと感じるが、消費税に関して、増税に進めるのなら、民意を問わなければいけないという小沢氏の主張は正しいものだと思う。

 民主党がそれは再三再四、言ってきたことだ。消費税の問題で、一気に総選挙へ向かっていくのかもしれない。

 消費増税について。

 なぜ、増税かというと、国の《財政再建》のためだ。

 国には1000兆円近くの借金があるというが、財務省の見込み資料を見ると、借金の内訳には様々なものがある。

 特例国債、いわゆる赤字国債は問題だが、建設国債など目的のある借金とは分けて考える必要があるのではないかと思う。

 個人の借金でも、生活費が足りなくて借りるのと、家を建てるためのローンとは借金の意味が違う。

 会計仕分けをして、貸方に建設国債を上げると、借方には道路や橋、建物などの資産が上がる。

 そして、これまでの国の投資は太平洋側を中心に行われてきた。

 その借金によって《財政再建》をするというのなら、増税は過去の投資の恩恵によって差をつけるべきではないのか?

 日本海側は整備が遅れ、いまだに新幹線はおろか、高速道路すら満足に開通していない。

 消費増税は各税務署管内ごとに、税率の差をつけたらどうかと思う。5%のところや15%のところがあっても良いのではないか。

 戦後、太平洋ベルト地帯に国土軸が形成され、日本海側は廃れた。
 デフレといっても、大阪市や京都市の不況と我々の不況とは全く質が違う。ここで大幅な増税をかぶせられたら、どうなってしまうことかと思う。

 夜は、綾部市体育協会の《納会》に参加させていただいた。最後に万歳三唱の音頭をとらせていただいた。


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