6日(月)~8日(水)は府議会の府民生活・厚生常任委員会の視察に副委員長として参加。
まずは大阪に行き、児童心理治療施設である大阪市立児童院に行き、指定管理者である社会福祉法人聖家族の家の方々からお話を伺い、施設見学をした。
今月下旬には管内視察で、京都府の同様の施設である「るんびに学園」に行くことにしているので、その際の参考になるようにと同様の施設を視察に組み込んでもらった。
激しい児童虐待に遭い、心に大きな傷を負って入所している子ども達ばかりで、その実態のお話に委員の皆さんも言葉を失っておられた。
飛行機で伊丹から仙台に行き、午後は東松島市で東日本大震災の教訓と防災対策について調査した。津波の現場や高台移転した住宅地等を見たが、こちらも津波被害の激しさに、皆さん言葉を失っておられた。
視察2日目は福島市へ向かい、福島県立医大で産婦人科医の確保について、お話を伺った。
午後は南相馬市へ行き、震災後の防災対策や原子力防災について調査した。
府議1年目に防災・危機管理対策特別委員会の視察で福島市、南相馬市や飯館村を訪ねており、6年ぶりの今回はどう変化しているのかを見てみたかった。
福島市から南相馬市へ向かう途中、6年前も通った飯館村には人が戻ってきてはいたが、除染土の仮置き場が村全体にあり、これはなかなか持って行き場がなく、村づくりは苦しいだろうと感じた。
南相馬市は脱原発都市宣言をしておられるが、この状況を見れば、当たり前の判断だと感じる。綾部市も30キロ圏に市域の半分が入り、福井県の原発で事故があれば、同じようなことになる。
政府には早くエネルギー政策の転換を求めることと、せめて、何かあった時の避難路整備はここ数年のうちにメドを立てるよう要求を強めなければならないと思っている。
視察3日目は福島市から泉崎村へ行き、社会福祉法人こころんで農福連携について調査した。