14日㈫、午後からNHK朝の連続テレビ小説誘致促進協議会(会長:山崎善也市長)の正副会長、顧問でNHK大阪放送局へ要望活動に行った。
グンゼ創業者、波多野鶴吉・はな夫妻を中心とするドラマをつくってほしいと活動を始めて10年になる。
今日は藤澤浩一京都放送局長の案内で、大阪放送局の森田正人局長代行、伊藤綱太郎副局長、中根健コンテンツセンター第3部長、菓子浩第3部シニアリードに、綾部市から山崎市長、材木正己商工会議所会頭、平野正明観光協会長らと要望をさせていただいた。
私からは「グンゼは戦前は製糸(絹糸)、戦後は綿糸を使ったシャツやパンツ、最近は医療用の糸が好調であり、一貫して「糸」にこだわって今日まで続いている。そこには会社に誇りを持って働く従業員の皆さんがあり、それはグンゼが力を入れた従業員教育の賜物であった。株主への配当を気にせずに設備投資ができたのは一株、二株という地域の株主に支えられたからであり、当時は若い人が働くことに充実感があっただろう。当時の活気をぜひドラマ化して、今の若者にも働くことの楽しさを感じてほしい」とお願いした。
また「郡是という名前の名付け親である前田正名は薩摩藩出身で農商務省次官まで務めた人だが、若い頃からの友人で会った農商務大臣の陸奥宗睦とケンカして省を追い出された。前田正名は地方に産業を興すことが国を強くすると主張したが、当時、中央集権を進める藩閥政府とは合わなかった。今、農協などに金融が残っているのは前田正名のおかげだと思う」ということや「ドラマにするには多少スキャンダル的なことも必要だ」と初代技術部長であった新庄倉之助のエピソードなどもお話した。
NHKに要望をしながら、綾部市内でも市民理解をもっと広げるような活動をしていきたいと思っている。