15日㈰、X(旧Twitter)@gentaro4 で以前から相互フォローしている京都市内の方とPTAに関するやり取りをしていたら、知らない方が突然絡んでこられて「綾部市の各PTAでは任意参加であることが周知され、入退会自由が実現していますか?」と聞かれた。
「任意参加であることの周知までは特にしていないのではないでしょうか。私はPTAが入退会自由という考え方には賛同しない。たまたま同じ時期に同じ学校に子どもが通っている親同士や親と先生が情報共有し、協力して子ども達の支援をするのがPTAだと思うので、それを放棄することは子育ての放棄だと思う」と返した。
もちろん、PTAは任意団体である。
また会員だからといって何かを強制されることはないが、たまたま同じ時期に同じ学校に子どもが通っているのだから、互いの子ども達のためにそれぞれができることは協力して一緒にやりましょう!という感覚を持っている。
それに対して「憲法違反だ!」「詐欺だ!」「自民党的価値観の限界だ」「PTAを票田にしているんだろう」「選挙でのPTA推薦は法律違反だ」といったウソや誤解にまみれた悪口で、なんだかんだとさんざん叩いてくる集団があり、なんとこの2日間に7.5万人以上の方が私のその投稿をご覧になられた。
これはある意味、嬉しいことではある。これまでの経験から「悪名は無名に勝る」と思っているので、良くも悪くも関心を持っていただいたことには感謝いたします。ありがとうございます。
「PTAの放棄は子育ての放棄」という言葉に過剰反応されたのだろうが、これはある意味の本音であって、言葉足らずだとしても、この言葉がきっかけでPTAの本質を本音で話し合うことに繋がるのなら、それはそれで一石を投じた意義があると感じている。
最初は議論にもならない悪口雑言に晒されていたが、そのうちコメントの意図を理解して、まじめに取り合ってくれる人たちも何人か出てきた。
それがXの面白いところだと思う。文字制限があったり、以前の投稿が見にくいこともあって炎上しがちだが、それを怖がらずに入っていくと案外、面白い人達と話ができたり、情報が得られる。フォロワーも増える。最近では「北陸新幹線問題」がそうだ。
今回のやり取りの中で知り合ったあるお母さんには、私のコメントの意図を理解していただいて、「PTAに問題がないと思っている人なんて、おそらく日本に一人もいない。もっと言うとPTAが大事と思っている人もおらんのではなかろうか。身近な人とのつながりが大事、学校や行政との対話ツールとして必要で、そのためにPTAが使えそうなら活用したい。(PTAに対しては)そんなモチベーションですね」と書いていただいた。
まさにそのくらいのモチベーションでいいし、どの程度、関わるか関わらないかはそれぞれの判断でと思っている。
それに対して「憲法違反だ」「詐欺だ」「契約は…」と騒ぎ立てることに何か意味があるのだろうか。それもよその町から。
私は昨年、京都府議会の文教常任委員会で「『PTAは任意』という言葉ばかりが先走って、本質的に学校をどう運営するか、そのためにPTAが果たす役割は何かが理解されなくなっていくとPTA役員や事務局の先生とそういう方々の間で不毛な話し合いが繰り返されることになるのではないか。特に費用負担の点で不公平だという声が出ないように、何か法制化していくことも検討すべきではないか」と提案した。
この質問をした時は、自らがこの件で不毛な煽りに晒される想定はしていなかったが、自治会や消防団とは違って、教育や学校のことに関しては子どものことであり、同じ地域内で差をつけられないので、平等になるように法制化も検討すべきではないかと改めて感じている。