朝9時半頃、予定通りにA駅を出て、ほぼ定時で比較的乗降客の多いB駅へやって来たのだが… 今朝は「こんな所に行列のできる店なんてあったっけ?」と思ってしまうくらいの人が並んでいた。
「まさか全員が乗客だなんて言わないよねぇ~」という私の願いも虚しく、前扉を開けると同時に全員が動き出した。乗客は、中学生・高校生からお爺ちゃんお婆ちゃんまで… 老若男女不問! 来るものは拒まず! という感じだった。(なんのこっちゃ!)
運賃精算も、ICカードあり、フリーパスあり、土日切符あり、現金あり… そして「(ICカードへ)入金お願いします」「(土日切符は)ここへ通すんだっけ?」「見せるだけでいいんだって!」「バスって何円?」「お釣りって出んの?」などなど… 週末ならではの会話が続いた。
そこでの停車時間が何分になったのか分からないけれど… 途中で乗る人の流れが止まる度に「奥の方へ順番に詰めて下さい。お願いします」と言っていたら、何とか全員が“バスの中にいる状態”になった。
私が前扉内側の人に「すいません、もう少し中へ入ってもらえますか? 扉が閉まらないので…」と言うと、最後の一押しとばかりにググッと乗客が動いたのだが… その時、外に立っている2人の男性の姿が視界に入ってしまい「ゲゲッ」と思った。
が、彼らは少しバスから離れていて、「俺たちも絶対に乗るぞぉ~!」という感じではなかったので、私は車外スピーカーを通して「よろしいですか?」と尋ねながら、目と目が合った男性に軽く会釈して扉を閉めた。
結局、5分くらい遅れて発車して、そこから5つ目のバス停で乗客の大半が降りたのだが… 後で聞いたところ、他にも何人かの運転士が“某学校前まで大勢の人を乗せた”ようだ。う~む… 予測不能な集団乗車は、明日も明後日も何処かであるかも… 予めご了承ください。